タイトル画像の話 / グラモフォン

CGで蓄音機を作ろうろして資料を探したら、厳密には「蓄音機」というのはこれよりやや古い円筒式のものをさすらしい。ゼンマイ式で円盤を回すタイプは「グラモフォン」なのだそうだ。
このテーマは今ならAIのほうが手軽で上手かもしれない。多分AIにすると、細部があやふやで矛盾していたりするが、その分全体にまとまり感のある絵になると思う。逆に細部までくっきりしていればCG。イコール人間が作ったということになるかも。何だか変な感じだが。

壁の絵は「海底に沈んだ都市」というお題で、AIが描いたもの。これは遺跡だが、現代の都会が車ごと沈んだ場面にするようたのんだら、車が錆びてなかったり、路面が明るく海藻が生えてなかったり、信号が灯っているなど、普通の都市の路上風景の空が海面に変わっただけの絵になってしまった。
海に沈んでいるのなら古代都市、というのはすんなり描けるが、海底に沈んだ現代の大都市はこれまでなかったのでうまく描けない。SF映画によくありそうだが、例外みたいなものでサンプルも少ない。そのへんの理屈がAIならではなのだろう。生成AIの限界や使い分け法がなんとなく見えたような気がする。

2 thoughts on “タイトル画像の話 / グラモフォン

  • 5月 21, 2025 at 11:45
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    余程細かいオーダーを書かないと理想に近い絵面には成りませんね。しかし要望に即質問が返って来るところはさすがですね。我々の方がイメージできてもAIは余程詳しく要求しない限りは1回ですんなり完成とは行きませんね。

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    • 5月 21, 2025 at 12:16
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      AIの得意な部分と苦手な部分の違いが、わかるようでわかりません。昔の茶人は陶工に指示して作らせても、茶人の名で評価されましたから、そういう作家が出ても不思議はないかもしれませんね。

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