一足早く年賀用のタイトルをアップした。
元日の日の出に染まる海を作ろうとしたら、レッドオーシャン(※)になってしまった。元歌は「永き夜の、遠(とお)の眠り(ねふり)のみな目覚め、波乗り船の音の良きかな」という、枕の下に敷いておくと縁起の良い初夢が観られると言われる、宝船の絵に書かれている短歌。上から読んでも下から読んでも同じ、回文になっている。
CGとしてはさほど工夫のないものだが、権利関係のうるさい時代ではこういうのがちょこちょこと作れるのは便利だ。多分AIで同様のものを描くためのスクリプトづくりや修正作業より早いと思う。
ちなみに初夢用の宝船の紙を「枕紙」と言ってるサイトがあったが、その言い方はやめたほうがいいと思うよ。ふふふ。
※レッドオーシャン:生存競争の厳しい市場を表す経済用語。環境の厳しい都会ではなく、地方で顔なじみの顧客相手に細々暮らして行ければいい。こののどかな潮溜まりで、大海に漕ぎ出さずに生きよう。などと考えていると、沖合から大資本や異業種の鮫が押し寄せてきて血の海になる。
最初は真っ赤な海にドキッとしましたが、お正月らしくてシンプルでいいですね。逆さに詠んでも同じとは、いろはにほへとのように昔の言葉遊びは無駄がなく素晴らしいですね。枕の下と言えば一富士二鷹三茄などの絵を敷くと良い初夢が見られるとか言われて居ましたね。未だにやった事は有りませんが、元日より二日が初夢と言うのはどうしてでしょうね?元日はのんびりしても、一年の計は全て二日から早速始働となるのでしょうか。世の中は呑気に9連休などと騒いでいますが、ボーナスなどの有るお気楽なサラリーマンのお話ですね。値上げラッシュで暮らしにくい世の中ですが、せいぜい根をあげないで生きたいものですね。
初夢がなぜ2日か、言われてみると不思議なので調べてみました。
大晦日から元日の夜に見る夢が必ずしも初夢とはならず、江戸時代には「大晦日から元日」「元日から2日」「2日から3日」の3つの説が現れた。「元日から2日」は、大晦日から元日にかけての夜は眠らない風習ができたことが理由とされる。「2日から3日」の由来ははっきりしないが、書初めや初商いなど多くの新年の行事が2日に行われるようになったのに影響されたためとも言われる。江戸時代後期には「2日から3日」が主流となったが、明治の改暦後は、「元日から2日」とする人が多くなった。
だそうです。
値上げ、みんな平気なんだろうかと思ってましたが、そんなわけ無いですよね。子供時代は、戦後の戦費償還のために強引なインフレ政策をとってたそうで、あれもこれも値上げというのにはなんとなく既視感がありますが。