ナイトメア・ビフォア・クリスマスという大好きな映画がある。このタイトルが、何かの成句をもじったものかどうか、ChatGPTに聞いてみた。すると1823年に書かれた、英語圏では非常によく知られた詩、「A Visit from St. Nicholas(サンタクロースがやって来る夜)」の冒頭の一行、「’Twas the Night Before Christmas(クリスマスの前の夜のことだった)」が元なのだとか。
英語圏では子供でも知ってる成句の、NightをNightmareに変えただけで、甘く安心なクリスマスを不気味で風変わりなクリスマスに変えてしまうという、英語話者にとっては一目でわかる、洗練された洒落になっているのだそうだ。
さて毎年のように書いている気がするが、海外のクリスマスシーズンは正月まで続く。が、日本では25日が過ぎると一夜にしてしめ飾りに変えなくてはならないような風潮がある。師走とはいえ、そんなにせわしなくしなくても良いのではと思い、ティム・バートン映画にひっかけてタイトルのような一節を考えてみた。ChatGPTも、素直で美しく、祝祭が終わった後の静かな人生の余韻を感じさせる言葉だと言われた。ちなみに、直接国名は書かなかったがアドベントカレンダーまで作って、ちょっとだけ期待していたどこぞの国では、結局クリスマス停戦は実現しなかったようだ。が、状況は変化し続ける。何事もこれからである。今度こそ良い夢を見てほしいものだ。

物語がハロウィーンから始まるようですね。私達は外国のお祭りが?何故不気味な仮装をするのか理解に苦しみましたが、とうとう我が国にも定着してきました。主人公がハロウィーンに疑問を感じていたところにクリスマスに出会いサンタクロースと楽しいクリスマスを試みるも抵抗に遭い苦戦の末?ですね。日本のお祭りにもナマハゲやらお神楽やら不気味なものは多く有りますから世界では善悪をテーマにしたお祭りも多いのかも知れませんね。でも最後は善が勝つと言う訳で、その辺は世界共通でしょうね。映画は情景描写が素晴らしいですから引き込まれて、自分がその場にいるような錯覚さえ覚えますから素晴らしいですね。
ハロウィンは本来子供が扮装して家を回って歩きお菓子をもらうもので、地域社会と子供がなじむための、アメリカやカナダの清教徒的な善意に満ちた行事です。なのでナイトメア・ビフォア・クリスマスも不気味さより可愛らしさ全面に出ていて、何よりデザインの秀逸さが際立っています。でも、今のアメリカはどうなんでしょうね、おばけマスクをして玄関に行ったら撃たれるんじゃないでしょうか。