その昔、ハーレム式ジャズ練習法というのを聞いたことがある。ニューヨークの黒人街ハーレムの子どもたちのジャズ練習法で、楽譜を使わずに何人かそれぞれ自分の楽器を持ち寄って、まずブルースコードの根音だけ一緒に鳴らす。Cのコードなら「ド」、Gなら「ソ」という具合だ。「ドー、ドー、ドー、ファー、ファー、ドー、ドー...」とやってると、そのうちハーモニーを試したり、おかずを入れたくなって、だんだんセッション風になっていく。そうやって、拙いなりに音のせめぎあいを経験し、コードやブルースフィーリングを身につけていく。楽譜も理論もなしだが、多分いちばん手っ取り早くジャズの基本を体得する方法だ。
ただし現在はyoutubeで「play along」と検索すると、メロディなしの伴奏部の音源がいくつも見つかる。ブルースだけでも12の調それぞれのメジャーとマイナー、スローなものからアップテンポなものまで、網羅されている。良い時代になったものだと思う。

スタンダードナンバーの多少入った楽譜本を買いましたが、結構なハイノートでちょっと未だムリですね。CDがついていて、車のCDデッキで聞くと、トランペットのメロディパートは楽譜でセッションするようになっているようでした。ハイノートやダブルハイが厳しいので安定して音出しできるまでは、まだまだ掛かりそうです。YOUTUBEでセッションなんて今は夢ですね。
楽譜や音源を手に入れても、高さや指使いが弾きにくいというのは誰もが困ってるようで、
私のサイトでも、それ関係の話題はコンスタントに来場者がいるようです。
カラオケでもやれてる技術らしいので、PCでも不思議はないのですが、
楽譜を一発で移調するソフトはないようですね。
https://oldbadboy.com/2016/02/10/%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E7%A7%BB%E8%AA%BF/
https://oldbadboy.com/2016/05/24/%E8%BB%A2%E8%AA%BF%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%81%8C%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%81/