人工知能と世界平和

4月2日は「エイプリル・クール」の日。4日おき投稿の本ブログでは、エイプリル・フールに馬鹿話を載せると4日間トップのままなので、塩梅が悪い。そこで2日にはいつものヨタ話を公開することにしている。

近年、AI=人工知能の発達が目覚ましい。コロナの感染拡大防止にも、さまざまな段階でAIが活躍していたようだ。もはや計算だけでなく、人間には見つけられない事象を発見し、判断できない事柄も判断できるらしい。

さて、平和の実現は人類の究極の夢ではあるが、これはどうも人間には無理なのではないかと思えてきた。いっそこれもAIに任せたほうがマシかもしれない。
そこで、鉄腕○トムである。善と悪を見極め、常に人間のために貢献する彼のAIは、それだけでも世界平和に貢献できるだろうが、いかんせんマンガでは1体しか登場しないので、手がとどかない部分もあった。そこで彼を大量生産すれば、こんどこそ世界平和が実現するのではないかと思うのだが、どうだろう。

さて、その○トム君と並んで、少年の心を熱くしてくれた2大ロボットヒーロー、鉄人の実現性はどうだろう。こちらは、最近ネット検索で、太陽光がエネルギー源だと知った。原子炉内蔵の○トム君よりエコである。言われてみれば、確かに燃料補給等のシーンはなかった。驚くべき効率だと思うが、本当の難しさは、なんと言っても操縦器だ。子供心にも、アンテナ(?)を動かすだけで、あの複雑な動きは謎だった。しかも、訓練を受けていない敵が使っても、同じように使いこなせてしまうという汎用性である。

思うに鉄人君も人工知能なのだろう。主な動きをOSとして記憶させておき、操縦器の操作や操縦者の命令などの簡単で曖昧な信号から、最適な行動を類推しているとしか考えられない。
それだけ高度なシステムを持ってしても、所有者の登録もできず、善悪の区別もつかないというのは、奇妙な話だが、おそらくポリティカル・コレクトネスを意識したものだろう。まんまと操縦機を手に入れた悪党が操作しても動かなかった場合、人種や性差、宗教などに対する差別であるととらえられれば、建物などの破壊行為以上の大きな問題となる。そのため、あえて操縦者を選ばない仕様となっているのではないだろうか。
いずれにせよ、人工知能の発展は子供時代の夢まで実現させてくれるかもしれないのだ。

8 thoughts on “人工知能と世界平和

  • 4月 5, 2022 at 17:09
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    AIと言えば、何気にスマホでYOUTUBEを入れたら無人機からの地上の戦車へのミサイル攻撃が有りました。シュミレーションとはなっていましたが、初めは素直に飛んでいたミサイルが地上に近づくに従って小刻みに高速で左右に動きながら標的に向かって居ました。これが現実なら対空ミサイルを避ける仕組みまで備えているのでしょうか?。もう一つはさらに過激で、中國の爆撃機に日本のF15がミサイル攻撃で破壊してしまっていました。現実なら今頃は大変な事になっているでしょうね。戦闘機同士の空中戦や、何と戦艦大和が攻撃されている仮想動画までありました。そんな戦闘もののシュミレーション画像が沢山あるみたいです。

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    • 4月 5, 2022 at 18:01
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      ゲーム画面かもしれませんね。今のゲーム画面は非常にリアルで、今回のウクライナに関しても、ゲーム画面に適当な記事をつけたニセ動画が、いくつも出回っていました。VRのメガネもずいぶん安くなってるので、ああいうのを一度体験してみたいような気もしますが、目が回るかもしれません。

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  • 4月 5, 2022 at 14:05
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    手塚先生の説得も大変だったようですが、日本昔話では気難しい河内康範氏のご機嫌取りが大変だったみたいですよ。森進一が「おふくろさん」の歌をどこかで替え歌で歌った事で激怒して歌う事を禁止したくらいですから。どうやら、ご自分のおふくろさんが歌詞に登場するモチーフだったらしいですからね。

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    • 4月 5, 2022 at 15:57
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      そういえば、おふくろさん騒動ありましたね。確か、替え歌とも言えないほどのアレンジじゃなかったでしょうか。昔は難しい人がいっぱいいましたね。手塚治虫も、優秀な新人が登場すると本気で嫉妬して批判するので、新人は大ショックを受けたとかいいますね。神様の怒りですからね。おふくろさんの愛とか、手塚作品のヒューマニズムとかと、矛盾してるような気もしますが、天才の頭の中はわかりませんね。

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  • 4月 4, 2022 at 23:40
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    手塚治虫氏を説得してテレビアニメ化したのが私も28年勤務した会社でした。日本昔ばなしも、戦隊ものの走りも同じです。渡りが入社した頃にはかつてのアニメを中国に輸出していました。

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    • 4月 5, 2022 at 09:57
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      世界に誇るマンガアニメ文化の生みの親みたいなものですね。

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  • 4月 4, 2022 at 16:35
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    手塚治虫氏や真鍋博氏なっどの漫画ばかり見ていましたから、当時はまさか?と思っていた事が最近では現実になっているのですから、当時の作者は進んでいた事がわかりますね。しかし、ショックだったのはアトムやウラン=原子力と知った時でした。私が始めて買ったオーストリア製のスキーのメーカー名もアトミックでしたが、当時は何の抵抗も無く使用していました。反原発どころか原発歓迎でしたからね。ゴジラにしても鉄人にしてもアトムにしてもAI技術への夢は意外に古い事に気づかされますね。そのころから太陽光エネルギーなど考えていたとは?。

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    • 4月 4, 2022 at 17:20
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      原子力になったのは単純な理由でしょうね。燃料をあまり補給しなくても活躍し続けられるものでないと、話がややこしくなるからなのでは。また、昔は原子爆弾の被害が記憶に生々しいうえに、東西冷戦で核軍拡が行われてたので、「爆弾に使うくらいなら、発電に使えばいいのに」という気持ちが社会にありました。特に当時子供だった原子力関連のベテラン技術者には、多かれ少なかれ自分がそれを行おうという気持ちがあったと聞きます。ブラックジャックに憧れて医者になったという人がけっこう多いのと似たようなものです。こうして考えると、手塚作品は社会に大きな影響を与えましたね。

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