魂の旋律

年をとると若い頃には当たり前だったことができにくくなる。耳が遠くなったり、目が悪くなったり、頭が...、という具合に。それでも楽器を演奏したり、音楽を聞くのに困った覚えはなく、だんだん楽しさが増してくるような気さえする。目はスティーヴィー・ワンダーに、耳はベートーベンに近づいているからだろうとと思う。とりわけ耳が遠くなったせいで、昔聞いたアーティストの同じ曲を聞いて、違和感を感じることもあるのだが、苦になることはない。なぜなら、私が聞いているのはデジタル信号ではなく魂に刻まれた旋律だからだ。

4 thoughts on “魂の旋律

  • 2月 2, 2023 at 06:22
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    ロックは嫌いでした。カミさんが何故かロッド・スチュアートにほれ込んで名古屋や札幌公園に行っていました。私は、真冬の道東の殆どクルマに遭わないアイス・バーンの一本道や危険な峠越えの時に、あの頃はカセットテープを借りて、ガンガン鳴らして恐怖感払拭に使いました。が
    今もロックは余り聞きません。あの風体を『イギリス乞食』と言ってカミさんに叱られました。
    自分も一時期エレキにハマってはいましたが、せいぜいGSでエレキギターは辞めました。

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    • 2月 2, 2023 at 07:56
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      ビートルズもロックも、レコードを買うほどじゃなかったのですが、今聞くと懐かしく感じます。サイモン&ガーファンクルやカーペンターズなども同じで、いつ覚えたのか、途中までなら歌詞を覚えてることも。それが若い吸収力でしょうか。だったら年寄りは発信力をと、口先だけ達者になってます。

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  • 2月 1, 2023 at 08:00
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    昔、お金がない高校生時代の夏休み中の東京は新宿のジャズ喫茶に入り浸った頃、大阪時代時代の有名ミュージシャンたちのステージを沢山見聞きしました。今はほとんど覚えてはいませんが、世間はビートルズ一色でしたが振り向きもせず洋楽全般とモダンジャズにハマっていました。今思えば素晴らしい経験だったと。しかしあの頃もっと真剣に聞いておけば良かったとも思います。生を聴いた訳ですから。

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    • 2月 1, 2023 at 08:44
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      私のころは、ビートルズは古いと言ってロックを聞く人が多かったです。ジャズはちょっと少数派な感じでしたが、ジャズ・コンサートは充実してましたね。ロックは人気すぎて、地方までは来てくれなかったのかもしれません。

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