10月1日、米政府がインターネット重要資源の監督権限を手放す

と言われても何のことか分かりにくいかもしれないが,まずは,こういう時代にうまれたことに感謝し,乾杯しよう,というくらい,おめでたい話である.
https://www.nic.ad.jp/ja/topics/2016/20161001-01.html

読まなくても良いが,ざっくり説明すると,インターネットは始まりの時点から,世界中の誰にでも開かれた場でルールや仕組みを作り上げられてきた.我々でもネットから下部組織のフォーラムに参加し,見識や活動ぶりが認められればが,やがてインターネットの運営やルールづくりに参加できる道はひらかれていた.ただし唯一,最後の最後の監督権はアメリカ政府が握っていた.それがこのたび,権限を放棄して国際的な民間組織に全権を委ねたのである.
現在,地球上の約半分の人間が,何らかの形でインターネットに接することができるという.そのシステムが特定の政府に依存しない,人類の自主性の上に運営されるのである.インターネット誕生以前には,誰も想像し得なかった時代がすでに始まっている.

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