新年早々、非常に良いものが届いた。バイオリン専門の電子チューナーである。(図上)ブログ上では先日、チューナーの話を書いたばかりだが、今までのもの(図下)は、クリップ部分が小さく、バイオリンのヘッドのぐるぐるに挟んでも、中途半端に挟まったような状態で、楽器を振った時にパチンと何処かへ飛んでいったりした。とはいえ、電子チューナーはどれも大体こんな形か、もしくは据え置き型しかなかった。
が、バイオリンは立って演奏するので、据え置き型は置き場所に困る。また、クリップ型は飛んで行くたびに、追いかけていって拾うのだが、既に左手にバイオリン、右手に弓を持っている。プロの演奏者は、よく顎に楽器をはさんだまま手を離したりするが、それも悪い予感がする。で、汚い演奏の合間に、汚い言葉が交じることになる。
だが上の図を見れば分かる通り、新チューナーはぐるぐるをしっかり抱え込むので、ちょっとやそっとでは外れない。ネットで調べてみると、他の会社では同様のものはでていないようだ。これは大したことで、大概の商品は、パテントがあろうがなかろうが、検索すると必ずコピー商品やパチもんが出て来る。大手ショッピングサイトで、本家をさしおいてヒット商品になってることも珍しくないというのに。もしかしたら、バイオリニストから総スカンを食らってるのかも知れないが。
いずれにせよ、格好を気にかけないパワー初心者には、うってつけの品だ。これで、演奏中に出すのは汚い音だけで済む。