Google chromeの便利な拡張機能

Google Chromeの便利な拡張機能を紹介する。但し環境によっては、動作不良の原因になることもある。また人気機能とそっくりな偽物や、当初真っ当だったものが某国に買収されて、怪しい動作をするようになったなど、リスクもあるので、インストールはあくまで自己責任で。

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検索の際に、過去1年以内の新しい情報だけを表示する拡張機能。googleの検索結果がどういう順に表示されるかは、極秘中の極秘事項である。情報が新しい、多くの人がアクセスしている、公的な組織の情報であるなど、幾つかの要素を組み合わせて、最も有用なものから表示していると言われているが、時事に関するものやPCの操作法など、最新の情報でなければ意味のない検索で、数年前のものが混じったりすることがある。ニュース記事の中にも日付をはっきり書いてないものがあり、「今朝、ミサイルを発射」などという見出しで驚いて、古い記事をしばらく読んでしまうこともある。
この拡張機能は、1年以内に公開された記事だけを選んで表示してくれる。wikipediaのような定番まで表示されなくな場合があるが、おきたばかりの事件などの場合は、かなり件数がカットされて表示されるので便利だ。

●personal-blocklist

検索結果の一覧の中には、自分にとって興味がなかったり、サイトの中身が広告ばかりで実体がないくせに、なぜか上位に出てくるサイトがある。しかもそんなことをいちいち覚えてられないので、何度でもアクセスしてしまう。そのようなサイトは、そうやって何度もアクセスさせて広告収入を得ることだけが目的だ。
このプラグインをインストールすると、不要なサイトを検索結果に表示しなくなる。検索効率がアップするだけでなく、アクセス稼ぎだけが目的のサイトを、いくらかでも排除する役にも立つ。

●site-block

これは、リストアップされたサイトをブラウサで表示できなくする拡張機能。タイトルに惹かれてアクセスしても、記事のヘッドラインが一覧表示されているだけで、結局また別のサイトへいかなければならないことがよくあるが、これらもアクセス稼ぎだけが目的で、中には何度もリンクをたらい回しにされたあげく、どこにも行き着かないことさえある。
この拡張機能で、そういうサイトのアドレスを登録しておくと、たとえリンクをクリックしても、サイトを表示せず、ブロックしたというメッセージが現れる。また、全世界対照だが、迷惑サイトのリストも公開されていて、そのまま登録するだけで、検索効率を上げ、ウィルス感染のリスクも低くなる。

これらの拡張機能に不要なサイトを登録していくと、そのうち検索の結果表示が目に見えて少なくなる。膨大な情報に囲まれているように思っても、それだけ不要なものが多かったという証拠である。

ケネディ大統領暗殺関連情報を公開

今月26日、ケネディ大統領暗殺事件に関する捜査情報のうち、秘密だった部分がすべて公開される。ただし大統領の権限で公開内容を制限することもできるため、トランプ大統領の判断が注目されていた。が、どうやらCIAなどの反対を振り切って、完全公開することにしたらしい。月末はこの事件が何かと話題になると思うので、ケネディ大統領についてまとめてみた。

ジョンFケネディは、名門ケネディ家の生まれでスポーツ万能。第二次大戦中に海軍に入り、魚雷艇の艦長として英雄的な活躍をしたことで知名度を得て、下院議員、上院議員を経て第35代アメリカ大統領に就任した。キューバ危機の回避で高い評価を、ベトナム参戦では批判を浴びるなど、その政策の評価は大きく別れるが、就任後わずか2年で暗殺され、もっとも印象的な大統領の一人となった。

ちなみに魚雷艇というのはモーターボートに毛が生えた程度の速さ最優先の船で、砲弾・銃弾の雨嵐をかいくぐって敵の艦船に近づき、魚雷を発射して離脱するという、命知らずの兵器だ。神風でさえ相手が見つからなければ戻ってきてよかったのだから、危なさではどっこいではないだろうか。そんな船に乗り込むだけでも英雄だが、ケネディの魚雷艇は日本軍の駆逐艦と衝突して沈没。部下とともに水もない無人島に漂着したが、ケネディ自身が4キロ離れた隣島との間を泳いで往復しながら部下を助け、救出されるまでの6日間を生き延びた。文句なしの英雄だ。

命知らずのマッチョ、軍隊の英雄、ハンサム、若さなど、いかにもアメリカ好みの話題をひっさげて選ばれた大統領だが、その非業の死やマリリン・モンローとの不倫など、スキャンダラス(若い人にこのシャレが通じるかな?)な話題も提供した。その集大成が、今回秘密解除された調査情報である。はたして犯人は本当にオズワルドか?暗殺を指示した黒幕は?子供時代からの謎が、解き明かされる時が来た。

追跡

検索エンジンやSNSなど、ネット上のサービスは常にわれわれの行動を追跡し記録しているが、そのどこが問題なのかについてははなかなか説明しにくい。個人名や住所などの個人情報を記入する場合は、目的以外の用途に転用しない旨のプライバシー・ポリシーが明記されている。個人情報の漏洩などにくらべ、法的にもモラル的にも、この「追跡」が問題になることは少ない。

だが、これらのネットサービスによる追跡の問題点を、はっきりと認識させてくれる事件が起こり始めた。海外の話だが、自分がユダヤ教徒であることを誰にも明かしていない人物のもとに、FACEBOOKからユダヤ式の新年の挨拶が送られてきたという。これはFACEBOOKへの書き込みを人工知能が分析して、ユダヤ教徒であると推論した結果だ。ひとりひとりの個人情報と突き合わせたわけではなく、ユダヤ教徒に一斉に送ったものだが、タイミングによっては周囲に知られる可能性があったろうし、何より本人が驚愕したことだろう。さらに、同性愛者であることを隠している人物のもとに、同性愛者向けの広告が入るようになったという事件もある。

ネットサービスは、ユーザーのネット上でのどんなささいな行動でも記録し、類推して、分類している。我々は個人情報には敏感だが、ネット上の行動が残らず知られることには無頓着だ。だが、そうやって収集された情報からは、宗教や性的指向など、個人情報よりもさらに深いプライバシーを暴き出されることがある。これは決して小さな問題ではないので、遠からず法的に規制されるだろう。だが、それまでの間、プライバシーの最も深い部分は、むき出しのままだ。