「凶」の運勢

東京都内のとある有名神社のおみくじは、「凶」が多いという話を聞いた。5割は凶ではないかとさえ、言われているらしい。そんなおみくじに何の意味があるのかといえば、すぐ目の前に大きく「厄払い祈祷」の看板が出ている。つまりそういうことだ。

それを聞いたとあるクリスチャン氏は、自分には無意味だと豪語し、わざわざ引きに行った。結果は案の定「凶」。流石に気味が悪くなったそうだが、そこで引き直せば、それはそれで神社の思うツボ。さらに高確率で二連続凶が出るわけだから、まんまと術中にはまってお祓いをしかねない。だからと言って教会に行ったところで、TVゲームじゃないのだからお祓いをしてくれるわけじゃない。そんなものをひくからだ、と言われるのが関の山だ。
この程度では何らかの法律に抵触するとも思えないので、やり放題なわけだが、神罰的にはどうなってるんだろうか?

Poor Butterfly

John Raymond Hubbell (1879 – 1954)の作曲。動画は、ベニー・グッドマンの珍しいリハーサル風景である。「プア・バタフライ」とは、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」をテーマにした曲。けなげで気の毒な日本人女性の物語である。アメリカ軍人ピンカートンの日本での現地妻、蝶々夫人が帰らぬ夫を待ち続けた挙げ句、子供とともに死を選ぶという、現代ではいろいろピンとこないストーリーだ。今ならfacebookをたどってピンカートンの個人サイトにコメント。そこから炎上し、アメリカの怖い弁護士が寄ってきて、ピンカートンに泣きを入れさせるところまでがワンセットだろう。

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パンロゴ(kpanlogo)

アフリカのガーナの首都アクラ周辺に住むガ(GA)族の音楽の名前であり、そこで使われる太鼓の名前でもある。私はこの太鼓をアメリカやガーナから取り寄せ、その奏法とリズムをAJA ADDYの入門レッスンで教わった。さらに当時はネット上にパンロゴに関する様々な情報があったが、最近はすっかり見かけなくなった。そこで、ネット上に散見する情報を取りまとめてみた。

アフリカに限らず、手で叩く太鼓は打ち方で音色を変えることが多い。これが入門者が最初にぶつかる壁で、そのことを知らなければ、リズムパターンを覚えても意味がない。叩き分けは初歩の初歩であると同時に、永遠のテーマでもある。
以前はあちこちでkpanlogoの叩き分けの動画を見かけたが、最近はこれくらいしか見つからなかった。また、叩き分ける音色はこれだけではないのだが、とりあえず、他のハンドドラムにも共通するこの3種類は基本だ。

最初の音色は「トーン」。動画の奏者はオープンと言っている。指先を揃え、ごく普通に叩いた時の音である。
「ベース」は太鼓のヘッド面の真ん中に手を落とすように出す音で、くぐもった低音になる。
次は「スラップ」指先の力を抜いて広げ、平手打ちをするように手首をしならせて叩く。甲高い金属音になるが、これは倍音がでるためで、ヘリを叩いているわけではないので、端ではなく皮の真ん中あたりを叩く。中東あたりのハンドドラムにはヘリを叩く奏法もあるようだが、手を痛めるので絶対にやらないこと。感覚がわかるまでは、試行錯誤と練習が必要だ。
カテゴリー アフリカのリズム