ハロウィンとコスプレ

10月31日はハロウィン。地元でもパレードがあるというので、さっそく参加してみた。コスプレテーマはずばり「通行者」。我ながら一分のスキもない通行者ぶりだったと思う。

ハロウィンパレード直前の様子。おまわりさんのコスプレが本物そっくりだった

私の知る限り、コスプレの最初はスターウォーズ・シリーズ第一作の公開時だったと思う。封切りがアメリカよりかなり遅れたたため、現地での盛り上がりぶりが先に伝わってきた。とりわけ登場人物に扮して映画館に行くファンの姿が印象的で、待ちきれずにハワイへ見に行く人が続出した。我々もハワイは無理だったので、16ミリのダイジェスト版フィルムを取り寄せて、封切り前のプライベート上映会を行った。で、待望の日本公開日には、各地で登場人物に扮するファンが詰めかけた。

ハロウィンというのは、アメリカのカートゥーンなどではよく観たが、いまいち由来のわからない行事だった。それもそのはずでキリスト教と無関係の、ケルトの風習らしい。関係があるならドルイド教とかだろうが、そんなのはドラクエでしか知らない。
その後ハロウィンは広告のテーマとして登場し始めたが、日本では定着しないだろうと思っていた。現在のようになったのは「ナイトメア・ビフォアクリスマス」がディズニーに買収されて、キャラクター化されてからのことだと思う。が、この作品はスターウォーズとは逆に、封切り時は全く注目されておらず、二流館の小さなスクリーンで、ほとんど観客のいない中で観た覚えがある。
個人的に名作認定した作品があまりにかわいそうなので、子供にはつとめてビデオを観せていた。当人は大人になってから、「あれはトラウマになった」と言ってたので、父としての役目は果たせたと思っている。
なにはともあれ、ハッピー・ハロウィン!

リストア動画

youtubeに古い機械をリストアする動画が多く上がっている。どうやらけっこう人気ジャンルになっているようで、この動画も500万再生もされている。

壊れたりサビたりした機械をリストアするだけのもので、多くはBGMもなく作業音だけ。我ながら暇人だと思いながらも、「そこに磨き残しがあるぞ」とか突っ込みを入れながら、ついつい最後まで見てしまう。

何本か同様のものを見ると、ものは古いがリストア技術は新しく、手法もさまざま。塗装とサビ落としには、金ブラシでひたすら磨く人もいれば、機械を使う人、サンドブラスターや酢につける人、電気分解もある。壊れた部品を鋳造して作り直してしまうものもある。
どこまで仕上げるかも人によって違っていて、完全に新品同様にする人、機械として動けばいいという人、年代物ならではの汚れや傷をあえて残して、アンティークとしての味わいを出す人など。最初はゴミにしか見えなかったり、そもそも何のためのものか使いみちもわからないような機械が、分解されていくうちに機能や仕組みがわかってきて、リストア後には、昔の鉄製の機械にしか出せない重厚な味わいが蘇る。
投稿者の多くはそれなりの設備を揃えた本職だろうが、軽妙なトークのイケメンや美女だけでない、ごくごく地味な作業が注目を集めるというのも、動画サイトのいいところだろう。それにしても、古物といったほうがいいような我々も、リストアして磨き上げた鋼の光沢や、アンティークとしての風格を取り戻せないかなあ。

トランペット+サックス

トランペットのマウピースをアルトサックスの本体に差し込んだら、ちゃんと演奏できるのか?簡単に試せそうだけど、両方持っていて、どちらもちゃんと吹ける人にしかできない芸当だ。

音としてはトランペットに近いような気がする。音色はマウスピースで決まり、本体は主に増幅の役目をしているということだろうか。楽器としては失格だが、修正していけば、いずれこういう新楽器ができても不思議はないような気がする。リードを消耗せず、指使いが縦笛と同じでわかりやすい楽器というわけだが、それとももう誰かが試していて、決定的にまずい点があったのか。

人に聞かせる演奏ではないものの、テンポさえあってれば、音程など多少狂っても音楽に聞こえるといういい例だ。特に合奏してしまえば、なかなかのもの。少なくとも演奏者は十分楽しめる。初心者はこんな気の持ちようで十分じゃないかと思う。