What a Friend We Have in Jesus

チャールズ・コンヴァース(1832-1918 米)による賛美歌。作曲家ではなく、アマチュアだそうだ。

非常に聞いたことのあるメロディである。邦題の「いつくしみ深き」というのは知らないが、他にもいくつか違う歌詞がつけられていて、「星の世界」というのが音楽の教科書にあったバージョンだったと思う。

youtubeにはいろいろな演奏が公開されていて、この古い曲が、今でも多くの演奏家に愛されているのがわかる。その中から特に良かったのがこの人。テンガロンハットにズボン吊り、カフスがたくさんついたシャツ、怒ってるわけではないがちょっと怖い表情。フィドルも弾くが、舐めた口を利く若造にはライフルを突きつけることも...。そんな雰囲気いっぱいの、完璧なアメリカのご老人である。伴奏をしているのは奥さんかもしれない。調律がちょっと外れて、ホンキイトンクな音のピアノがよく合ってる。難しい曲ではなく、高度なテクニックも使わないが、年の功の存在感で聞かせる。こういうのが私の理想だ。

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無量大数より大きな数の単位

その昔、確かゼロックスだったと思うが、数の単位を小さなものから次々と並べるテレビCMがあった。最後が「大数」で、その時は大数が最大なのかと思っていた。最近は経済の規模やIT世界の単位が京や垓になったというが、人間の想像力に比べればまだまだ。大数などは、序の口だったらしい。

眠くなるけどね

コロナでは、ミクロの世界の侵略者に振り回されっぱなしだが、たまにはこういう気宇壮大なものを見て、気分転換もいいだろう。世界経済が大ダメージとかいうけれど、「兆」程度なら、なんとかなるんじゃないの?

新型コロナ緊急事態を全面解除

先程、新型コロナ緊急事態が全面解除になった。2020年は長いと言った人がいるが、まったくそのとおりだ。

すでに21日に解除された関西は、その前から発生数が少なかったため先行して解除されたのは当然だったが、残った関東と北海道は、とりわけ神奈川と北海道がここ数日むしろ増加傾向だったので、25日の解除は内心あきらめていた。自分が責任者だったら、当初予告の通り5月いっぱいまで引っ張ったかもしれない。北海道だけが残って、ヘイトを食らったらいやだな、などと考えていたくらいだ。
だから専門家会議の判断を信じ、現場で治療にあたってる関係者を信頼してはいるものの、全然安心感がない。せめてもうちょっとマスクはしていようかと思ってる。

世界に目を向ければ、不安はさらにつのる。ヨーロッパ各国は日本とはケタ違いの被害を被っているが、それらの国々の医療が、日本とケタ違いに劣っているとは思えない。感染力が強いと言われるヨーロッパ型が、日本にまだ上陸してないだけかもしれない。また、ブラジルなど南半球で感染者が増えているのも、コロナが冬に流行しやすいのかもしれず、日本も次の秋冬にぶり返さないとも限らない。子供の頃は世界がひとつになったら平和になると思っていたが、実は世界はとっくの昔にひとつになっていて、ウィルスの前では、政治体制のちがいもへったくれもないということを痛感した。

実は自粛期間中にドイツにあるものを注文したが、船が止まり、荷物は向こうに戻されてしまった。自分でさえそうなのだから、世界中でどれほど大規模で深刻な停滞が起こっているのだろうかと思う。とにかく、今、世界はコロナの真っ只中だ。