スノー・ロワイヤル

2019年公開のアメリカ映画。レンタルショップの謳い文句に、「除雪作業員が繰り広げる、サスペンスアクション!!」とあり、なんじゃそりゃと思ったが、除雪と聞いて北海道民は黙ってはいられない。ぜひとも除雪っぷりを見極めてやらねばならぬと視聴することに。

いやあ、観て良かった。主演はシンドラーのリストのリーアム・ニーソン。R12なので、流血シーンなどはあるものの、全体的に非常に美しい風景とテンポの良いストーリー、クールなギャグも盛り込まれていて完成度が高い。あまりあらすじに触れたくないので、以前紹介した、同様に雪原を舞台としたアクション映画「ウィンドリバー」と比べると、ウィンドリバーが気の利いたセリフが印象的だったが、こちらはあくまで画面とカットで何が起こってるか伝えていく感じだ。どちらもクールで丁寧に作られていて、最近は上質なアクション映画が増えているのかなと感じた。

ただし、邦題はいただけない。原題はColdPresuit(冷たい追跡)だが、スノー・ロワイヤルという意味不明なタイトルのせいで、かなり借りるのを躊躇した。他にも邦題のせいで多くの良い映画を見逃していると思う。情報化時代と言いながら、ネット上には提灯記事とアンチのヒステリックな悪口ばかりで、良い映画に巡り合うための情報は相変わらず知人からの口コミしかない。
ちなみにこの作品はリメイク版で、前作のタイトルは「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」。これもひどいね、間違ってはいないけれど...。

美食の頂点を極めてはみたが

「食事がおいしい都道府県&市町村ランキング(2019完全版)」を見た。例年ならけっこう話題になるのだが、今年はコロナのせいか、今頃知った。

ダイアモンド編集部「2019食事がおいしい都道府県&市町村ランキング完全版」

北海道の一位はいつものことだが、市町村の一位が札幌市...えっ、そうなの?さらに言えば、最近は日本の食事が美味しさが世界的に評価されているので、どうかすると世界一の美食の街に住んでるってこと?
生産者や飲食店の努力はよくわかっているから、ランキングが間違ってるとは言わないものの、自分の毎日の食事を考えると...。

食事が美味しいまちナンバーワンに住んでいようと、行ったことのない街のグルメのほうがおいしそうなことには変わりはない。気軽に旅行に出かけて、噂の店で舌鼓。コロナ前はなんと平和で豊かだったことか。あの街のアレとか、この街のコレとか、世の中はまだ食べたことのないものでいっぱいだ。食い物の恨みパワーで、コロナを一掃したいものだ。

李子柒 / じゃがいも

今回の李子柒は、じゃがいも。北海道民からするとじゃがいもは広大な農地で栽培するものなので、こんなふうに家庭菜園に植え付けるのは珍しい。道すがら、桃や梅のような実をつんでいたが、なんだかわからなかった。最後のは杏だと思うが、青梅をそのままかじったように見えたのが気になる。毒があるからそんなわけはないが...。
小さめのじゃがいもを大量の塩で炒ったものは、絶対にうまいと思う。家庭料理ではないが、農家では、市場に出せない小さないもがけっこうたくさん取れるはずだ。じゃがバターより原価も手間もかからず、香ばしそうだ。ダイナミックなデモンストレーション効果もあるから、イベントでだせば人気だろう。