SFカウントダウン

昔のSF小説や映画が、いつの間にか設定した年を過ぎてしまうことがある。「2001年宇宙の旅」がその筆頭だが、それ以外にも、宇宙家族ロビンソンは1997年に宇宙に出発し、鉄腕アトムは2003年に誕生していたことになってる。ブレードランナーの世界は一昨年(2019年)だ。ロサンゼルスに日本文化が氾濫しているというのはけっこう当たってるし、空とぶ自動車とはいかないが、なんとかドローンが飛び交うところまではいった。人間そっくりのレプリカントは無理だが。当時の製作者が科学技術の進歩を楽観視していたのか、どれも実現できてないのが残念だ。もしかしたら寿命の伸びを甘く見て、どうせ誰も見られないだろうと考えたのかもしれない。
そこで、SFでこれから起こることになっている事柄のカウントダウンを作ってみた。まだまだはるか未来の話もあるが、孫や子供世代なら経験できそうなこともある。我々年寄りだって、目の前のパンデミックさえ乗り切れば、ターミネーターが人間を蹂躙する世界をこの目で見ることができるかもしれない。ワーイ、ウレシイナ...

ターミネーターの世界(2029年)まで
サンダーバードの誕生(2065年)まで
ドラえもん誕生(2112年6月3日)まで
エイリアンと遭遇(2122年)まで
スタートレック/エンタープライズ号誕生(2260年)まで

※日付までわからず、とりあえずすべて1月1日にしたせいで、ドラえもん以外、全部月と日が同じになってしまった。

李子柒 / 新年の飾り付け


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今回の李子柒は正月の飾り付けとお供え料理(?)。前回、キムチ発言で荒れ、今回も同様なら面倒くさいなと思っていたら、落ち着いたらしい。御用動画に成り果てたかもと思って、ややあら捜し的にみていたが、伝統的な中国の風物詩の紹介で普通に面白かった。なかでも、リンゴ飴とワタアメをミックスしたようなお菓子の作り方は、今回のみどころだ。室内ではやらないほうがいいと思うが。

中国の人はよくヒマワリの種を炒って食べるが、「炒瓜子」と書いてあったので、間違いかと思ったら、どうやらヒマワリでもそう呼ぶらしい。最近は日本のスーパーでも売っている。栄養的には、ガン、老化、免疫機能低下を防ぐ抗酸化作用があるビタミンE、動脈硬化や血栓を防ぎ血圧を下げる必須脂肪酸・リノール酸を含むとか。年齢柄、時節柄、ちょっと魅力である。

オットー・ヴィットの世界

オットー・ヴィットは、第二次大戦後コンチネンタルタンゴで一世を風靡したアルフレッド・ハウゼ楽団のソロバンドネオン奏者であり、作曲、編曲者で、晩年は夫人の故郷である札幌に移り住み、今もこの地で眠っている。そのヴィット氏がおそらく編曲し、バンドネオンを演奏していたであろう、ハウゼ楽団の十八番「ラ・クンパルシータ」を紹介する。

2019年札幌で、ヴィット氏の遺稿である「タンゴ・サッポロ」を始め、ハウゼ楽団の人気曲を演奏するコンサートが開かれた。せっかく札幌の名を関する作品があるなら、自分のレパートリーにしたいと思った私は、後日CDや楽譜が発売されることを期待していた。