A Foggy Day

ジョージ・ガーシュウィン(1898 – 1937)の曲。1937年の映画「踊る騎士」の中でフレッド・アステアが歌っている。

動画は、サラ・ヴォーンの日本公演(1978年)のときのもの。私はこのツアーの札幌公演に行き、この曲も、聞いた。ネットにはエラ・フィッツジェラルドの動画もあったが、今回は懐かしいサラ・ヴオーンのほうで。「フォギー・デイ」は9分ごろから始まるが、他の曲もぜひ聞いてほしい。古いのであまり良い音質ではないが。

エラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンは、楽器と同じようにスキャットでアドリブを入れることで、モダン・ジャズのヴォーカルのスタイルを作り上げた。楽器とちょっとした照明だけのステージが、サラが登場したとたんに華やかなジャズの世界に変わった。本人もジョークを交えて、いたくご機嫌だった。ちなみに英語のジョークが分かったわけではない。笑ってる人がいたので、分かったような顔をしていただけ。

カードマス

カッテージチーズとも呼ばれる、家庭でも簡単に作れるフレッシュチーズの一種である。牛乳を温めながら酢を入れて固め、水分を切ったもので、ネットでもすぐレシピが見つかる。サラダやラザニアなどにたっぷり入れ、ヘルシーなタンパク源とするのがアメリカなどでの使い方のようだ。

味はモツァレラチーズなどと同じく、さっぱりしていて、あまり味がしない。日本人はピザにもゴーダ系のシュレッドチーズを使うが、そうするとどうしても塩分が多くなる。モツァレラチーズもかなり安くなってきたが、あと一歩というところだ。そこでシュレッドチーズとカードマスを混ぜて、たっぷり乗せるて焼くと、飽きずにたくさんチーズが食べられる。伸びはしないし少々モサモサするのだが、熱々なら十分醍醐味がある。インドではやや固めに作って油で揚げ、ベジタリアン用のカレーの具にする。

固めるのに酢を使うが、出来上がったカードマスは酸っぱくない。絞った水分(ホエー)も同様なので、酢は化学反応してしまうのだと思う。ホエーは捨てる必要はなく、そのまま冷凍しておけば、カレーやシチューなどの水分に使えて、カードマスよりも用途が広いくらいだ。パンの生地用にしてもいい。カレーなどは、牛乳を入れると美味いことは美味いがミルク臭くて見るからに子供用になってしまうが、ホエーならコクだけ増してミルク臭くならない。

また、試してみるとわかるが、いつもの牛乳ややや高価なもの、特価品の牛乳などで作り比べてみると、出来上がるカードマスの量はしっかりお値段に比例していて、コストパフォーマンスはどっちもどっちな感じだ。やはりチラシの値段や乳脂肪量を見て選ぶ程度では、メーカーやスーパーを出し抜くことはできないらしい。

最後に牛乳瓶で飲んだのは何年前だったか

ゾウに踏まれた話

昭和34年、札幌市の中央を流れる創成川の河畔では、札幌神社(現北海道神宮)の夏祭りで、動物サーカスのテントが火事になり、ゾウが逃げ出すという事件があった。ゾウは観客にケガを負わせただけでなく、民家に押し入ってお櫃の飯を食べるなど、大騒ぎの末に捕獲されたが、その際、寝ていた小児の頭を踏んでしまったという。

ゾウが踏んでも…

時は過ぎて中学生時代、何気なくその話が出たときに、なんと踏まれたのはクラスメイトのS君であるとわかった。そして頭を触らせてもらったのだが、確かに側頭部が凹んでいたのである。
さて、最近は何でもネットに情報があって、この話題を取り上げているサイトが何カ所かあったが、踏まれた子供の話はなかった。もしかしたらかつがれたのかもしれない。お祭りだけに...。