パーカー・ソーラー・プローブ、23回目の太陽接近へ


NASAのパーカー・ソーラー・プローブは、3月22日、23回目の太陽接近ミッションを実行。太陽表面から380万マイル(610万キロメートル)、時速43万マイル(時速69万2000キロメートル)というフライバイ速度の記録にも並ぶことになる。

NASAのブログからはここまでで、以下は雑感。このカテゴリーを書き始めたときは、webサイトの画面翻訳がなく、英単語を翻訳ソフトにコピペしながら読み進めていた。そこまでしたのだから、ついでに翻訳が面倒な人のために要約を公開していたが、現在ではほぼ意味がなくなっただろうと考えていた。ミッション終了も見えてきたから、一応最期までつきあうことにはしているが。

では、日本からPSPの情報を見つけやすくなったかと言えば、決してそうは思えない。日本語で検索すると該当する各国語のサイトも表示してくれる、ということも可能なはずだが、検索者の所在地近隣の情報や「興味のありそうなサイト」、スポンサーのサイトが優先され、かえって有用情報への経路に立ちはだかるフィルターが増えている。それともAIがこなれてきたら、個人のニーズに合わせてツーカーな検索結果が表示されるような時代がくるのだろうか。

タイトル画像の話 選手交代

前回のタイトル画像は技術的に面白かったのでアップしたが、やはり看板を張れるほどじゃないのでお役御免にした。

新しい技術を覚えると使ってみたくなるものだが、自己満足はほどほどにすべきだろう。果たして公開に値するものかどうは難しいところだが、私はよく「So What?」ということを考える。マイルス・デイビスの口癖だったとかで、「それがどうした?」というニュアンスの、あまり友好的ではない言葉だが、自己満足に浸ってる頭を冷やすのには良い言葉だ。

人生、So What? あ、なんかカッコいいかも。

遠謀論

陰謀論という言葉がある。世の中の大きな出来事の背後には、悪意を持った国や企業などの陰謀があるという考え方だ。サスペンスもののようで面白そうだが、少々幼稚で思考停止したような説ばかりだ。
そこで逆に「世の国家や企業の企ては、ムダや自己の利益追求ばかりしているように見えるが、まだ効果が現れてないか、見えないところで社会に貢献しているかもしれない」と勘ぐって見るほうが、頭を使うし面白い。陰謀論ならぬ、深慮遠謀の遠謀論である。

例えば、トランプ米大統領の一期目のトンデモ政策であるメキシコ国境の壁も、遠謀論では次のように考える。
まず長大な壁の完成には膨大な費用がかかるが、実際に作ったのは一部だけで、それほどのコストはかかっていない。不法流入者を減らすには、パトロールの強化や警告看板の設置など、今後ともコストをかけ続けなければならないが、壁のコストは一時的なものだ。

さらに一部分でも壁ができれば、アメリカの本気度合いを印象付けることができ、軽々しい気持ちでの不法越境なら、意思を挫くことができる。なので壁は未完成で通行可能な箇所が多くてもかまわない。今後越境者が増えた際に少しずつ延長して見せれば、そのつど越境の意思を挫くことができる...。なかなかいい遠謀論ができた。

ということで、第二期目のトランプ氏の諸施策も遠謀論で語りたかったのだが、少々手に余る感じだ。もともとトランプ氏はTV番組を持っていて人気があったそうだから、いろいろな仕掛けがあって見た目以上の企みがあるかもしれないが、思い至らない。なにか、深慮遠謀があるといいんだがなあ