これまでいくつかCGでキャラクターを作った。あまり得手ではないので、シリーズ化は断念したつもりだったが、このところキャラクター新作とザビエルの謎の記事へのアクセスが増えてきた。となると欲が出るもので、新作に挑戦してみた。

テーマは、イタリアの仮面喜劇コメディア・デラルテの配役の一人、パンタローネである。金持ち、欲深、色欲旺盛な老商人で、若い恋人たちの邪魔をしたりする憎まれ役。お達者とも言う。私は藤田和日郎のマンガ、からくりサーカスで知った。姿はわかってるつもりで下調べなしに作ったら、本物は全然太っていなかった。せっかくなのでそのまま公開したが、当たらずとも遠からずと思うがどうだろう。
CGキャラクターはVTUBERのアバターとして世に満ち溢れている。そのほとんどがカートゥーンレンダリング(3次元CGだが、仕上がりが平面のアニメ調に見える表現)のものが多いが、見かけ以上に高度な技術と創造性が必要なので、とても真似はできない。また、トイ・ストーリーのように立体感のある造形も、ハイスペックなコンピュータ環境が必要なので、これも難しい。なのでその昔の「ひょっこりひょうたん島」のような、人形風キャラクターにしている。
ちなみにコメディア・デラルテの仮面と、有名なベニスのカーニバルの仮面とは共通点がありそうだが、それほど直接的な関係ではないらしい。






