タイトル画像の話 / ヴォイニッチ手稿

それほど面白い画像ではないが、ちょっとした技術的アイデアがうまくいったので公開してみた。

モチーフに使ったのはヴォイニッチ手稿。1912年にイタリアで発見された古文書で、240ページに渡って羊皮紙に図版と文章らしきものが書かれている。文字については、統計学的手法により全くのデタラメではないことがわかっているが、未だに解読されていない。作者も年代も不明で、人物は描かれているが裸なため、服装から時代を推定することもできない。

挿絵は博物図鑑のようでもあり、絵物語のようでもあり、素朴な味わいに満ちている。こういう役に立たないものが大切に保管されてきて、さらにインターネットで世界中に拡散してるのが面白い。なお、こちらから原本のダウンロードも可能だ。手元でじっくり見れば、謎解明のひらめきが訪れるかもしれない。

2 thoughts on “タイトル画像の話 / ヴォイニッチ手稿

  • 10月 7, 2024 at 03:10
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    植物図鑑のようでもあり、空想画のようでもあり、何かを説明するための図解のようでもあり、見た事も無い植物の絵ですね。しかも立派な製本で、印刷で有る事は間違いありませんが、その方法も不明で、推測ですが、さほど大量に刷られたとも思えないですね。一冊の中に、今では考えられない程多くの人手がかかっているのでしょうね。

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    • 10月 7, 2024 at 10:08
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      原本は、一人の人間が生涯かけて手書きしたもので、世界に1冊しかないようです。何を考えて書いたものか興味はつきませんが、ヴォイニッチというのは発見者の名前で、著者はわかってません。数百年間、人から人に伝えられてきたようですね。今は出版もされててし、PDF化されて無料ダウンロードも可です。
      https://www.holybooks.com/wp-content/uploads/Voynich-Manuscript.pdf
      インターネットが普及し始めた頃、こういう知る人ぞ知る謎の情報が次々と公開されました。今は好奇心を刺激されるような情報が少なくなった気がしますね。

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