夏はズッキーニ

農家からズッキーニを買った。スープにするといいというので煮込んだら、半透明のトロトロ状態になった。これは冬瓜と同じだと思って、薬膳の効果を調べてみた。

冬瓜は大きい

冬瓜は夏の定番薬膳素材だ。カリウムを含んでいて利尿作用があり、高血圧によく、体の熱を取り去ってくれる。ただし、とにかく大きくて家庭で買えるものではないし、北海道だとあまり出回らず、切ったものを売っていてもけっこう高い。

一方ズッキーニは安い上に栽培がしやすいのか、家庭菜園の人からいただくこともある。中華料理ならスープだが、味噌汁だっていいだろう。そして肝心の薬膳効果は、案の定冬瓜と同じ。しかも肺に良いそうだから、もしかしたら「アレ」にも...。

そこまで期待できないにせよ、洋食の素材として登場したズッキーニだが、身近になった。

李子柒 / キュウリ

今回の李子柒はキュウリ。最近は更新が多い。

黄瓜は中国式で日本では胡瓜と書くのだと思っていたが、両国ともどちらも使うらしい。我々のよく知るキュウリは未熟な緑色のものだが、中国では黄色く大きく熟してからも、漬物で食べるようだ。漬物に使った独特の瓶は「泡菜壇(ポーツァイタン)」と言うらしい。
かぶせた蓋の周囲に水を張るので、発酵で出たガスは外に出るが外気や雑菌は入らない。うまくできている。昔は中国物産展で小型の泡菜壇に入った漬物を売っていた。意味ありげだがそういう装飾かと思っていたが、この動画シリーズで初めて使い方を知った。今は中国製の漬物も普通のガラス瓶詰めのようだ。

今では信じられないかもしれないが、日中国交回復直後は中国物産展が花盛りで、中国製食品といえば、素朴な無添加手作りで、日本製よりむしろ良心的というイメージさえあった。それが毒入り餃子事件で評価が一変してしまった。あれも日本人が憎いというより、エライさん同士の派閥抗争の中で、対立相手が日本企業と協力して進めていた事業にダメージを与えるために起こしたものらしい。醜い権力抗争はどの国にもあるだろうが、日本なら、たかがそんなもののために食べものを粗末に扱うなどもってのほかだが、中国では権力争いこそが天下の一大事で、たかが食べ物のことなど取るに足りない、という考え方の違いがあるようだ。が、愚かなことをしたものだと思う。

小麦粉を水で溶いて薄く焼き、おかずを包んで食べるのは世界中にある食べ方で、中国は餅(ピン)、メキシコではトルティーヤ、インドのパラタと名前は変われど同じものだ。

パスタのコルレオーネ風

パスタ料理には、ローマ風やミラノ風などイタリア各地の地名がついたものが多いが、ふと、コルレオーネ風というのがあるかどうか調べてみた。コルレオーネは映画ゴッドファーザーの主人公、ビト・コルレオーネの名字である。シチリアからアメリカへ逃げたビト少年が、入国申請の際に「コルレーネ村の出身」と言ったのを名字だと勘違いされ、そのままになった。本来はシチリア島の町の名前である。

ゴッドファーザーのファンは圧倒的に男だ。特に事業をしている人は、自分と重ね合わせるところが多いのではないだろうか。決して恵まれたとは言えないスタートを切り、家族や社員のためにときには無茶なこともする。成功すれば集まってくる人間に利用されていることを承知で付き合い、失敗すれば物笑いや批判の種にされる。敵や裏切り、恩知らずも多く、絶えずアクシデントに見舞われ、子供も悪いところだけそっくりで、思ったようには育ってくれない。そんな孤独な心情をニーノ・ロータの切ない旋律が歌い上げる・・・。おっと、レシピの話だった。

さて、コルレオーネ風のレシピを検索してみると、日本にはなかったが海外のサイトで2種類発見した。

■スパゲティ・コルレオネーゼ

●材料(4~6人前)
・スパゲッティ、フェデリーニまたはリングイネ  1ポンド
・エキストラバージンオリーブオイル 1カップ
ガーリックとクローブをきざんだもの 8 個、
アンチョビフィレ 12枚
細かく刻んだクルミ 個分
軽くトーストした松の実 1カップ
浸したダークレーズン 1/2カップ
マルサラ酒または赤ワイン、30分のマリネ(時々トス)
砕いた乾燥オレガノ 小さじ1
砕いた赤唐辛子フレーク ひとつまみ
粗く挽いた黒コショウ ひとつまみ
刻んだ新鮮なパセリ 小さじ4
大きなバジルの葉、10枚

●作り方
1.パスタをアルデンテに調理します。
2.パスタが調理されている間に、大きなフライパンで油を熱します。ニンニクとアンチョビを追加します。アンチョビをペースト状にすりつぶし、中火で2分炒めます。ナッツ、レーズン、ワインマリネ、オレガノ、赤唐辛子フレーク、黒胡椒を加えます。弱火で5分間煮込み、常にかき混ぜます。

3.パスタを水切りします(パスタが不十分です。パスタが完全に乾いていないと、ソースが強くなります)。パスタを鍋に戻します。ソースとよく混ぜる。パセリとバジルを追加します。すぐにサーブしてください。

※英語のサイトから。素材が豪華なので、シチリアっぽくない。映画を見て作ったレシピのような気がする。

■パスタ・アッラ・コルレオーネ

●材料(4~6人前)
パスタ(ここではフジッリ) 500グラム
ダイス状にカットしたベーコン 120グラム
にんにくのみじん切り 2片
バジルの葉のみじん切り10枚
パセリのみじん切り大さじ1
パルメザンオイル(? olio parmigiano)
タマネギのムース

●作り方
パスタを茹でている間に、調理用の水を少量脇に置く。
ベーコン、ニンニク、刻んだハーブを少量のオリーブオイルで炒める。
美しい黄金色に達したらすぐにソースのを消す。
調味料のパスタを炒める。(水分が蒸発する場合は、調理用の水を加える)
パスタを皿にのせ、パルメザンチーズ、小さじ一杯のタマネギのムース、チリペッパーをまぶして飾る。

※イタリア語のサイトから。素材が素朴なので本場っぽいが、シチリアにはコルレオーネ風はなく、北部のリグーリア州で発見したものだそうだ。