最近になってようやく、Blenderのマッピング機能のコツがわかってきた。CGの機能は、理屈や操作法は説明を読めばすぐわかるが、実際の画像に使うためにはコツを身に着けなければならず、それがケースバイケースなので難しい。マッピングというのは、造形物の表面に、別な画像を貼り付けて色や質感を表現する技法だ。今回の象のタイトル画像では、真っ白い象のぬいぐるみに「チェック布の柄」や「光沢のない布の質感」などを貼り付けた。床には「不利洗剤(?)のラベル画像」と「ガラス風に光沢や周囲のものを写し込む質感」を貼っている。
けっこうそれらしくできたが、顔から鼻にかけての部分を見れば、ぬいぐるみに詳しい人なら本物は布がこんなふうに伸び縮みしないというだろう。また、床にはぬいぐるみが映り込んでいるが、実際どんな角度でどの程度映り込むかなどは表示してみないとわからない。今回はちょっとくどいくらいだが、「実際にそういうものがある」感じは出ていると思う。思いつきさえ良ければ、爺様にもそれなりにかわいらしい画像が作れてしまうのがCGのいいところだ。


