タイトル画像の話 / 無題

CGで描かれる物体は光でできているので、どうしても暗い背景のほうが見栄えがする。しかも物体の表面色は、光のあたり具合や表面の素材感などによって予測できない変化をする。なので、PIXAR作品などが、明るい画面なのを見ると感心してしまう。

今回もタイトルは無題。表面の細々した模様など、明るい部分が際立つので、背景は暗くした。これはこれで落ち着きのある絵になったが、もう少し明るくてポップな物体を作るスキルを磨きたい。

タイトル画像の話 / 海賊船と古地図

海賊船を作るにあたって帆船や実際の海賊船の資料を探したが、どれも微妙に期待していたの違った。そのうち、これぞ自分の考える海賊船というものを発見したが、なんとBLACK PEARL号だった。カリビアンでデップなあれである。現実に作れるか航行できるかではなく、海賊船とはこれだというデザインをする。さすがはディズニーである。

海賊船は真っ黒で小さいのでざっくり作った。ロゴ部分は、地の部分が透明な横長の布に、物理演算で横から風をあてて波立たせた。他にも使い道のありそうな手法だ。

タイトル画像の話 / サーカス!

今回のテーマはサーカス。とタイトルをつけたものの、サーカスについてあまり書くことがない。とっておきのネタはゾウに踏まれた話だが、これは以前に一度書いた。

繰り返しになるが、昭和34年、サーカスのゾウが逃げ出して民家に押し入り、寝ていた幼児の頭を踏む事件というがあったが、中学の同級生がその踏まれた本人だったという話である。語弊があるかも知れないが本人に障害などはなく、外見ではわからないが触らせてもらうと、頭の一部が少し凹んでいた。彼はその後自衛隊に入隊し、戦車に乗っていたという。我々男の子の世界では、勝ち組ヒーローである。

余談だが、イラクのサマーワに自衛隊が海外派遣された際、隊長の人選にあたって優秀な人材が大勢いた中で、「運が良い男」という理由で番匠幸一郎氏が選ばれたという。象に踏まれて生き残った彼も、運の良さでは人後に落ちない。自衛隊というのはふさわしい職業だったのだろう。