タイトル画像の話 / Greenland

今回は透過技術を使った以外に、とりたてて技術的工夫はない。

フレーバーテキストは、往年の名曲、ブラザース・フォーの「グリーンフィールズ」の替え歌。「green fields」を「Greenland」に置き換えて、ChatGPTに、直接的な批判ではない、失われていくものへの静かな哀歌として作ってもらった。「領土や資源ではなく、文化・静けさ・尊厳が失われた」という含みを持たせて作詞したとのことである。政治的な立場を越えて、奇異に感じたことを素直に表現したいという意図が、ちゃんとわかってる。無理難題のつもりの替え歌依頼だったが、あっさりポイントゲットされた感じだ。(対訳は以下の通り)

かつて グリーンランドがあった
太陽にそっと口づけられていた土地
かつて 取引が終わる前には
そこに人々の声があった

かつて 青い空が
静かに、どこまでも広がっていた
かつて それらは
金では買えない夢だった

私たちは そこに生きていた人々
グリーンランドに暮らしていた者たちだった

魅惑のサクソフォン

テナー・サックスを1本持っている。若い頃に手に入れたもので、歯が悪くなった今はほとんど吹けないが、かつては何人もの人を魅了した思い出深い品だ。

モデル撮影の小道具として、スタジオに貸した際のこと。扱いが心配だったのと組み立てや持ち方を指導するのに立ち会ったが、カメラマンが目を輝かせているので、撮影後に持たせたり、吹いてみせたりした。安いものではないので、興味があるなら後日にでも楽器修理店の中古の出物を探す方法などを教えようと思っていたのだが、なんとその日のうちに買ってしまった。サックスは格好いいが取り回しや手入れが面倒なので、その点も総合的に判断できるよう、自分で触ってもらったつもりだったのだが、そのへんはすっ飛ばしてパッションに走ってしまったらしい。

今と違って手頃な入門用などなかったのでそれなりの値段だったと思うが、まだ景気の良かった時代でもあった。何より欲しい楽器を買ったことがある人ならわかると思うが、手に入れた瞬間の幸福感は格別なものだ。その後上達できなくても三日坊主に終わろうとも、値段分の価値はあったはずだとは思う。

ともあれサックスは、人に見せると思わぬところで散財させてしまう魔力があるので、うかつに持っているとは言わないことにしていた。同じ人から3回サックスの話が出てはじめて、実は持っていると言うことにしてきた。そして近年にも、また金色の輝きに見せられてしまった人が現れた。
それくらい私のサックスは、人を惑わす魅惑に満ちている。演奏が、ではないところが残念だが。

AIの有料化、高額化が近いかもしれない

OpenAIの推論コストはどれくらい高いのか?という記事がGIGAZINEにあった。想像以上のコストがかかっているようだ。

ソフトウェアという商品は、使ってみなければ必要かどうかさえわからない。なのでメーカーはまず無償版を公開し、ある程度シェアが見込めるようになってから、機能を追加した製品版を販売するのが普通だ。一度開発すればコピーだけで増産できるソフトウェアならではの戦略だ。AIも制限付きだが無償提供からスタートしたが、過去のソフトウェア商品とは異なり、無償ユーザーの利用増によって莫大なコストがかかり続けていた。

AIに茶飲み話の相手をさせるほうが、プログラム開発に使うより計算コストが高くつくらしい。プログラミングのように定義されたコマンドや文法を組み立てるのではなく、ユーザーのあいまいな問いに対する返答を推論するのは、より広範囲なデータを参照しなければならないだろうから、確かに高コストかもしれない。
AI関連の設備投資は国家レベルで行われる大規模なものである。AIの登場した頃は、こんな高いものをタダで使っていいのかと思ったくらいだ。AI創始のシェア争いやユーザーのセッション履歴がそのまま新たなデータとしてりようされているとは言え、突然無償サービスが有料化したり、大幅値上げされても不思議はない。なので今のうちにせいぜい使っておいたほうがいいような予感がする。