スタジオでのジャムセッションの様子を、リハーサルから本番まで通して見せる番組。今回はjazzの名曲「Body and Soul」だ。作曲はJohnny Greenで、1930年発表の曲にもかかわらず、本人が長生きしたためパブリックドメインではない。こういう曲がいろいろな音楽愛好家の共有財産になってほしいとは思うのだが。
リハーサルでは、バラードとして有名なこの曲を、サックスがボサノヴァとしてプレイするよう提案している。スローなバラードをテンポの良いボサノバで演奏するのは、ジャムセッションでよくやる。そのせいで原曲の歌詞のメランコリックな味わいには、似ても似つかないハッピーサウンドになるのも、ジャムの醍醐味だ。
今回の演奏では本番のイントロはオーソドックスなバラード調だが、アレンジが強くて元歌を知らない人にはピンとこないかもしれないので、比較のためにいかにもBody and Soulな動画も紹介する。ジャズからポピュラーまで、実に多くのミュージシャンが取り上げている。そこで今回は、比較的楽譜通りだったサラ・ヴォーンで。
最近は朝練で10〜15分ほどペットのハイトーンと絶対音感を身につけようかと半音階練習をしています。有名プレイヤーたちは殆どが暗譜で演奏していますから、楽器を持てば即、曲を吹けるようになりたいですね。
私も10~15分が適量です。けっこう疲れますからね。私はほとんど楽譜を見ないかわりに、作業中に同じ曲を何度もBGMとして聞き、歩いてるときに鼻歌でフンフンやってます。楽譜には細かい装飾音などが書いてないので、歌でいうとコブシを回すような一番ぐっとくるところがわからないからです。聞かれるとちょっと恥ずかしいですが。車中心の人は、聞くのも鼻歌もし放題というのがいいところですね。それどころか、トランペットを吹く人もいるとか...。
ベースの指使いも見事ですね。ソプラノサックスのリードが入らなければ、何の曲か?分かりませんね。
聞く、聞かせるというより、演奏して楽しむ音楽ですね。しかもこれはボサノバじゃなく、サンバですね。実にうらやましい限りです。
スローなイントロが終わるとアップテンポでソプラノサックスが躍り出ていますね。テナーサックスもハイノートに変わって徐々にみんなのセッションが成立。それに比べて、さすがサラボーンはうっとり。眠くなりそうなスローバラードですね。