Blenderの時代

Blenderという、無償で手に入る3DCGソフトのユーザーが激増している。昔からあったソフトだが、操作性が悪い部分があったのが最近のバージョンアップで改良された。また、新型コロナウィルスで世界総ひきこもり時代になり、自宅で技術習得したい人が増えたのかもしれない。youtubeにも、製作工程を紹介する動画があふれ、いちだんととっかかりやすくなっている。

趣味としてだけなく仕事面でも3DCGの用途は広い。特に3Dプリンタが登場してからは、PCで作ったデータを実物にすることができる。3Dプリンタは、小さいものなら2.3万円で手に入るし、データ送りすればさまざまな素材で仕上げてくれるサービスも増えてきた。昔は3DCGは主に建築などの業種で使うものだったが、3Dプリンタは新製品の試作品や、壊れた部品の代わりを作るなど、業種を問わず活用できる。

3DCGの習得はけっこう厄介だが、初心者にとって一番大きな壁は、何を作っていいのかわからないという点だろう。Blenderではジュラシック・パークなみの恐竜も、写真のような建物や街の風景も作れるが、そこまでレベルが高くなくても十分役に立つ。

Blenderによる試作品 / 高度な映像だけでなく、立体感のある説明図など、ちょっとした用途にも便利

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