英国でスターになった日本の植物 / ギボウシ

ギボウシという植物がある。

日本の古い家ではよく裏庭に植わっているので、名前を知らない方も、画像を見ればあああれかと分かると思う。日本や中国に自生していた日陰を好む植物であり、シーボルトによってヨーロッパにも紹介されている。日本ではそれほど珍しい植物ではないが、イギリスに伝わると大人気になった。

というのは花の形が騎士の象徴であるユリで、葉の形がハートだったので、合わせて「騎士道精神」という意味になったためである。もともと日陰を好む植物でイギリスの気候に合っていたこともあり、貴族の庭園に盛んに植えられ、品種改良も行われた。今では日本へも多くの新品種が里帰りしているという。

トイレの窓から見かける植物というイメージだったが、英国貴族の邸宅で、いわゆるイングリッシュ・ガーデンのスターに大出世とは、見る人が見て場所を得れば、日陰の身でも文字通りひと花咲かせることができるわけである。

消費税増税カウンター

2019年10月1日から、消費税が10%に増税される。2014年に8%に増税されてから5年というのが短いのか、長いのか。経済の腰を折ってしまうのか、それとも耐えられるだけ堅調なのか。決まっちゃったものはしょうがないので、せめて楽しみにするしかない。ということで、右メニューに消費税カウントダウン・タイマーを設置してみた。
考えてみれば、人生そのものが長丁場のカウントダウンである。いつまでもあると思うな親と金。無いと思うな消費増税。欲しいものがある人は、この際買ってしまっては?

MuseScore

MuseScoreは、五線紙に音符を置いていくタイプの、無料の楽譜作成ソフトである。作成した楽譜をその場で簡易音源で再生し、聞いて確認することもできる。最近は本格的な電子音楽での作曲には、DAWというソフトを使うことが多いらしい。MIDIでデジタル音源を作成するだけでなく、実際の楽器の演奏データなどをミキシングすることもできる総合ソフトだ。DAWの場合、作曲は音符ではなく、ピアノロールと呼ばれるバーの長さと位置で音を表す方式をとっている。単純な音符の長さ通りだと、そっけなくニュアンスのない演奏になってしまうので、微妙なズレや長さのニュアンスをつけるには、このピアノロール方式がいちばん良いらしい。

ただし慣れという点では、楽譜式のほうがわかりやすい。特に、メモ代わりに音符を書き、あとから再生して確認するというような使い方だ。本格的なデジタル音源を作るのではなく、リアルの楽器で演奏する手助けのための、音の出る楽譜づくりという感じである。また、このソフトの良いところは、上記サイトに有志が投稿したさまざまな曲の楽譜がおいてあり、無料でダウンロードできる点である。どこかの楽譜を丸写ししたようなのから、有名プレイヤーの演奏を耳コピしたらしいものまで、レベルも様々である。日本ではこういう動きは、MIDIの登場直後に謎の圧力により日陰の身になってしまったが、海外ではおおらかに楽しんでいるようだ。

I’m Old Fashioned

ジェローム・カーン(1885~1945)の作品。演奏は、偉大なジョン・コルトレーンの息子ラヴィ・コルトレーンである。息子がいてジャズをやってることは知っていたが、あまり聞く機会はなかった。それがyoutube時代となると、時を超えた親子共演もできてしまう。さてラヴィ氏の演奏だが、確かに晩年のコルトレーンを引き継いだような音色や表現である。この曲のプレイとしては少々気負いすぎてるような気もするが。

オールド・ファッションというと、「古臭い」という意味の他に「昔かたぎ」というニュアンスもある。年寄り扱いされるのは好きじゃないし、老害扱いされたらおしまいだと思うが、昔かたぎの人という風には呼ばれてみたい気もする。

 



こちらは父のジョン・コルトレーンによる「I’m Old Fashioned」。有名だから、あえて何も言わない。