ネオンサインというのはいいものだ。それも歓楽街の派手なネオンではなく、路地の奥などにポツンとあるようなのがいい。もっとも今は大掛かりな電飾サインはすべてLEDになっているだろう。ガラス管を曲げて作るネオンサインなど、一種の伝統工芸になっているのではないだろうか。
ネオンサインが好きな割に武勇伝は少ない。子供時代から歓楽街の近くで育ったので、めくるめく幻惑の世界より先に、朝の飲食店の裏口に散乱するするゴミや酔っぱらいのXXの匂いを先に知ってしまったせいもある。そういう世界は、風紀の良い地区で育って勉強ばかりしていたような人物のほうが詳しいことが多い。
さて今回のネオンサインは、CG技術としては簡単すぎて披露するのが気が引けるほどだ。この程度でも以前のソフトではなかなかの難作業だったが、blenderなら一発だ。せめてネオンの裏側の配線も表現してみたのだが、つながり具合はでたらめだ。そのへんの構造や仕組みをネットで調べるのも面白くはあるが、技術面に凝りだすとアイデアやセンスがどこかに行ってしまいそうなので、ほどほどにした。やはりネオンの輝きとは、ほどほどのお付き合いが大切だろう。
そう言えば、広告業界に長くいながらネオン工事は会社としてはアズ多く有っても、私自身が担当の物件はなかったです。業者の方々は知っていましたが単純なサイン工事ばかりでした。屋上などのネオンの裏側に行くと何やら『ジジ―・ジジジー!』みたいな、火花が散る時のショートするような音がしたように覚えています。ネオンサインは風情が有りますね。昔のフランク永井あたりの歌謡曲の歌詞にも出て来ましたね。これは日本でも初めてに近いの0ではと思う大阪の通天閣のネオンサインは私の長く勤めた会社が最初に受けた仕事とか聞いたような気がします。仁丹?だったか?日立だったか?定かでは無いですが・・・。
確かにジージー言ってましたね。光るだけなのにああいう音が出るのは、現代の基準ではあまり安全じゃなかったのかもしれません。近くにあると感電しそうな気がしましたね。雨ざらしのものもあるので、そういう心配はなかったのでしょうけど。
札幌の中心部にも、いくつも名物ネオンサインがありました。多分大変な電気代だったと思います。今はそこまでできる企業が減ったかもしれませんね。