昨年9月の接近の際、NASAのパーカー・ソーラー・プローブが過去最大級の「コロナ質量放出」の中を通過し、観察したことがNASAのブログに載っていた。
太陽は、時折電磁波などを爆発的に放出する「フレア」をお越し、地球上の電子機器などに影響を与えることは知られていたが、「コロナ質量放出(CME)」は太陽の内部から大質量の物質がプラズマ状態で放出される現象で、1970年ころに初めて観察された。
コロナ質量放出の重さは、10億トンにも上り、速度は秒速30キロから3000キロメートルに達する。今回の観察で、CMEの放出によって太陽の周囲に漂う塵が吹き飛ばされ、黒い真空の箇所ができる様子を確認した。
CMEは地球に届くことは少ないと言われるが、到達した場合は人工衛星やさまざまなインフラ設備の電子機器などに大きな影響を与えると考えられている。
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宇宙の謎は深いですね。人間が造る穿破障害機器など問題外の規模なんですね。月面着陸は過去に実証済みと言う訳で何処の国も実行を試みますが、太陽にはまだまだ近づけないですね。パーカー・ソーラー・プローブはかなり危険な距離にまで接近している訳ですね。フレアの電磁波で機器が壊れなければいいですね。
今回は太陽が「プラズマ抱」みたいなものをぶっ放した、その中を突っ切ったことになるようです。その「弾」部分の重量が10億トン/地球の重さの6兆分の1だそうです。スケールが大きすぎてよくわかりませんが、地球にぶつかったら碌なことにはならないでしょうね。なのに他の人工衛星などと比べて、特に頑丈そうな外殻がついてるわけでもありません。通信は出来てもメンテも補給もできないものを、何年間も運用し続けるのですから、プランニングをした人たちの力は大変なものだと思います。