アメイジング ・グレイス

お気に入りのバイオリン動画をご紹介。(演奏は1分45秒あたりから)

91歳のジム・ブライト翁がバイオリンを弾き,娘のシャロンがピアノで伴奏.途中から奥さん(89歳)も加わって,見事なコーラスを聞かせてくれる.日曜の教会などで何百回も繰り返してきたことなのだろう,決して上手ではないが,気取りも迷いもない堂々とした演奏っぷりだ.

バイオリンの構え方はかなり変則的だが,正しい姿勢を続けると背中や腕が痛くなるので,歳をとってあんな風になってしまうのは,ちょっとわかる.3つボタンカフスのオールドファッションなシャツに,ズボン吊り.南部男の正装のテンガロンハットを被る翁と,その肩にさりげなく手を置く妻.音楽は名演奏家や評論家だけのものじゃないとわかる.

次回「お気に入り」(6/8公開予定)
乞うご期待!

ネットでレッスン

youtubeには,バイオリンの持ち方や指使いなど,入門者向けのレッスンをしてくれるチャンネルがある.その中のひとつ, MioQさんのチャンネルは,本人がアメリカ在住の日本人なので,国内でアップした動画よりフランクでとっつきやすいような気がする.安物バイオリンも,頭ごなしにダメと決めつけるのではなく,実際に弾いてみせて良し悪しを論じていてフェアな感じがする.

日本人でフィドルのレッスン動画をアップしてくれている人は見つけられなかったが,海外の動画では比較的簡単に見つかる.例えばこのブログの第一回で,激安バイオリンを弾きこなして見せてくれたFIDDLERMANのサイトには,ジャズやブルースのレクチャーもある.またこのFIDDLEVIDEOにも,沢山のレッスン動画がアップされている.

それにしても、欧米人はなぜか言葉で説明したがる.最期まで説明だけで終わってしまう動画さえある.「教える」ということは「しゃべる」ということだと,信じて疑わないのかもしれない.そうなると,申し訳ないが飛ばし見するしかない.
ところで,昔気質の日本の職人は,弟子に「技は見て盗め」と言ったそうだが,閉鎖的で時代遅れなようでいて,案外世界に通じる最先端の指導方法かもしれない.伝統工芸などの世界に外国人の弟子入りがけっこうあるそうだが、一番大事な部分は言葉に頼らず見るだけだからこそ,何国人でも入門OKなのだろう.

次回「アメイジング・グレイス」(6/4公開予定)
乞うご期待!

転調ソフトがあった!

最近のカラオケは,曲の速さや調を,自分の音程に合わせて選べるというのは知っていた.だがそれは,1曲に付き調の違う12種類のデータが用意してあるのだと思っていた.ところが先日,mp3など,既存の音声データのスピードを変えずに,音程だけを変えるソフトを発見した.しかもフリーウェアなのだ.

DARU/PITCH-SHIFTER

機能の紹介(マニュアルから)
・速度を変えずに音程変更(±1オクターブ)
・音程を変えずに速度変更(0.5~3倍速)
・普通に速度変更(音程が変わる)
・ステレオ・ボーカル消去(レベル指定)
・変換後のデータをファイルに保存(WAV形式のみ)
・高解像度音声に対応(192KHz/24,32Bit)

youtubeにはお手本になる演奏や,伴奏用の動画がたくさんある.こういう動画を仕事用のBGMにして、耳にタコができるほど聴き込めば,さぞかし上達するだろうと思っていたが,バイオリンで弾きやすいDやAの曲が少ない.とはいえ,音声ファイルの音程を変えてしまう技術があるなど,考えもしなかったのだ.

この動画がいい雰囲気だったので,変換してみた.

その前に,MP3ファイルとしてダウンロードする必要がある.それにはこのサイトを利用する.

http://offliberty.io/

続いてダウンロードしたMP3ファイルを,上記のDARU/PITCH-SHIFTERで音程を変える.変換後のファイルはWAV形式なので,MP3に変換する.その操作は
CloudConvert

で行う.これで43MBが6.8MBになった.ちなみにこれが変換後のファイル.

もともとのキーが「E」だったので,1音下げて「D」にしてある.聴き比べると,確かに音程は下がっているが,テンポは変わっていない.ただし力任せの転調なので,あまりかけ離れた音程に変えると,元の曲の雰囲気を壊してしまうような気はする.