こういう、いかにもレトロなアメリカ風で、どことなく懐かしさを感じる看板や建物のスタイルをGoogies(グーギーズ)というらしい。もともとは1950年にロサンゼルスに誕生したグーギーズコーヒーショップというレストランから始まったという。アメリカは新しい国だけあって、日本人からすればまだ「歴史的」とは言えないような時代の物品にも愛好家がいる。けっこう近年の工業製品でも、ネットオークションなどでアンティークとして取引されている。グーギーズな電気製品などもアメリカでは十分骨董品だ。

グーギーズなセンスは好きなのだが、マネしようとするとなかなか難しく、PCには作りかけが何点もある。看板の文言はお手本の写真からもらったもので「BOWL」はボーリングのことらしい。「球」の英訳は「ball」で、「bowl」を検索すると鉢のほうのボールが出る。一方アメフトのスーパーボールも「bowl」だ。
ちなみにこのころグーギーズなカフェに集うアメリカ人は、八頭身のスーパーマンみたいな体格というイメージがあったが、今アメリカ人と言えば超肥満体が頭に浮かぶ。実はそんな風になったのは21世紀になってからのことで、それ以前のアメリカ人は確かにスマートだったらしい。21世紀に入って、何があったんだろうか?