タイトル画像の話 / Googies

こういう、いかにもレトロなアメリカ風で、どことなく懐かしさを感じる看板や建物のスタイルをGoogies(グーギーズ)というらしい。もともとは1950年にロサンゼルスに誕生したグーギーズコーヒーショップというレストランから始まったという。アメリカは新しい国だけあって、日本人からすればまだ「歴史的」とは言えないような時代の物品にも愛好家がいる。けっこう近年の工業製品でも、ネットオークションなどでアンティークとして取引されている。グーギーズな電気製品などもアメリカでは十分骨董品だ。

グーギーズなセンスは好きなのだが、マネしようとするとなかなか難しく、PCには作りかけが何点もある。看板の文言はお手本の写真からもらったもので「BOWL」はボーリングのことらしい。「球」の英訳は「ball」で、「bowl」を検索すると鉢のほうのボールが出る。一方アメフトのスーパーボールも「bowl」だ。

ちなみにこのころグーギーズなカフェに集うアメリカ人は、八頭身のスーパーマンみたいな体格というイメージがあったが、今アメリカ人と言えば超肥満体が頭に浮かぶ。実はそんな風になったのは21世紀になってからのことで、それ以前のアメリカ人は確かにスマートだったらしい。21世紀に入って、何があったんだろうか?

タイトル画像の話 / テクスチャ

CGで作った物体の表面の素材感を出すために貼り付ける画像をテクスチャという。真っ白い壁として造形したものに、レンガや生い茂ったツタ、板壁などの画像を貼れば、そういう材質の壁に見えてしまう。テクスチャは現物の表面画像そのものだけでなく、どんな画像をはることもできる。

今回はつぼの造形に、壁画や土壁などを貼り付けてみたが、あまり違和感がない。赤っぽいのは火星の表面写真だ。画像としてそれほど面白味はないが、作っていて楽しかったのでアップした。すぐ飽きて取り替えてしまいそうだが。

タイトル画像の話 / 無題

特に新しいスキルは使わなかったが、コツコツと手間だけはかけた作品。クラフト紙の質感を生かしたいので他の材質は使わなかった。アルファベットは数が多かったが、文字を作るより配置のほうが面倒で、なかなか気に入った並べ方にならなかった。が、そういう試行錯誤も楽しみのうちである。実際に作ったほうが楽しいかもしれないが、完成しても置く場所もない。日本人は手先が器用なので、潜在的にクラフト指向のある人は多いだろうが制作環境を持てない人も多いだろう。3DCGはむしろそういう人がいじるといいかもしれない。