楽器指導サイトの進化

ネットを通じて、楽器の演奏を指導するサイトが充実してきた。もともとそれなりにはあったが、新型コロナウィルスの感染拡大以降、数が増え、機能も向上してきた。下記はジャズ・バイオリニストでバークリー音楽院の講師でもあるJason_Anick氏の指導サイトの様子。
※画像クリックで、サイトに移動します

1曲ごとに動画と楽譜があり、楽譜には演奏経過を示すカーソルが動くほか、店舗自体も10%刻みに早くも遅くもできる。メトロノームの音を入れたり、ピアノの鍵盤位置を表示したり、個人の練習には十分な機能が揃っている。こういうセットが10曲で、$25は格安だろう。
このサイトでは他にも、ギターやサックスなど、いろいろな楽器やジャンルのミュージシャンの指導を受けられる。おそらくはここだけではなく、同様の指導サイトが増えるだろう。弾きたい楽器名と曲名を検索するだけで、その指導サイトにたどり着ける時代はもうすぐだと思う。

Dブルース伴奏動画集

バイオリン練習のために、Dメジャーのブルース用のバック演奏を探してみた。ブルースという(ほぼ)同じコード進行でも、実にさまざまなスタイルがあるのがわかる。このなかから選んでバックに演奏するのだが、好きなスタイルだからと言ってできるわけではない。どちらかというと、より素朴で単純で、泥臭く垢抜けないスタイルのほうがやりやすい。

ムーディなスローブルース。伴奏が目立つので、ちょっと入りにくいかもしれない。

プレスリーあたりを思い起こさせるスローなブルース。伝統的なコード進行からちょっとだけはなれていて、それが往年のポップスを思わせる。

60BPMと、ごくスローなブルース。一周りするまでが長いので、間が持たなくなってしまう。やはりスローはごまかしが効かないのできつい。

スローではあるが、コード進行がシンプルでワイルドな感じなので、大音響ならぶつ切りや同じフレーズの繰り返しばかりのアドリブでも様になるような気がする。

jazzは難しいコードを使うので、アドリブは大変だ。やりたいのはやまやまなのだが、なかなか手が出ない。

単純でわかりやすく、テンポのいいブルース。スローな伴奏に合わせると、音をたくさん出さないと格好つかないので、これくらいのテンポがちょうどいい。

最初に投稿者の短い模範演奏があるので、雰囲気がつかみやすい。テンポものりがいいので、多少ぶつ切りフレーズでも、それなりに合ってる感じに聞こえる。ギター用の伴奏かもしれないが、他の楽器でもかまわないだろう。

ファンキーなテンポの良いブルース。ごまかしが効きそうで、好きなスタイルだ。

こういうスタイルをテキサスブルースと言うらしい。最近はこういう単純でわかりやすいのがやりやすくて好きだ。

ブルースハーモニカ練習用のミディアムテンポのブルース。最初に模範演奏があるので、イメージをつかみやすい。静かめのバック演奏は、バイオリンにも合うような気がする。

カントリー調のやや早いブルース。ちょっと聞いただけで、あるよねこういう音楽と感じるだろう。

こういうのもカントリーなのだろうか。ボトルネック奏法のギターがいかにもな雰囲気を出している。こういうのをバックに演奏すると楽しい。

カテゴリー「Bluesへの道」

コンディション

演奏のコンディションが良い日と悪い日がある。まるでアーチストのような言い草だが、実際は自分のような未熟なプレイヤーほど、コンディションの影響をうけるようだ。思ったとおりに次々と音が出て、この調子でうまくなればそこそこ行くんじゃないかと思う日もあれば、手も頭も回らず、やはり歳なのかと落ち込む日もある。そもそも時間はあるのに、まったくやる気が起きない日もある。
はじめは調子が悪かったが、止めたくなるのをこらえて続けてるうちに調子が出てくる。そういうときは、自分にも伸びしろがある感じがしてうれしい。なんとなく気分が冴えなかったのが、演奏しているうちに霧が晴れていくように頭がさえ、気分もリフレッシュ。毎回こうだと楽器の効用も絶大なのだが。

また、どうしても調子の出ないのは、気力や思考力などが低下している警報でもある。日常生活や仕事は、長年のことだけに多少コンディションが悪くても無難にこなせるので、コンディションの低下に気が付かないこともあるだろう。演奏が上手く行かない時は、他のことでもミスやアクシデントを招きやすくなってると思うことにしている。

ちなみに「演奏」と言っても、自宅で練習しているだけのことだが、なるべく「練習」と言わないことにした。たとえ観客もなく、だらしない普段着のままでも、楽器を手にした以上すべての瞬間が「本番」である。それは人生と同じだ。