お気に入り

今回もまた,お気に入りの動画を.ジェニー・オコナーと,民族系バンド「Cilca Paleo」の演奏で,映画「モヒカン族の最期」のテーマ.
https://www.youtube.com/watch?v=Y5Irz4Gy8vk
本人サイトの自己紹介では,もともとギターを弾いていて、大人になってから2年ほどでバイオリンを覚えたらしい.だから技術はそれほどでもないのかも知れないが,何と言っても技術を超えたへその力表現力がある.サイトからCDを購入したら,新着動画やイベント情報のメールが時折来るようになった.ネットをうまく活用しているミュージシャンといえるかも知れない.

ちなみにモヒカン族というのは,アメリカ・インディアンの一種族で,もともとは今で言うニューヨーク州,ハドソン川の周辺にいたというから,ニューヨーカーの先輩だ.あのヘアスタイルの語源でもあるが,あんなふうにしていたのは戦士だけだった.
映画の原作はアメリカ文学の傑作だが,タイトルの「The Last of the Mohicans」は「最後のモヒカン人」という意味.日本語にするときに間違って,そのままになったという.また,モヒカン族はまだ残っていて,小説のせいでウソをついてると思われて迷惑してるそうだ.

アメイジング ・グレイス

お気に入りのバイオリン動画をご紹介。(演奏は1分45秒あたりから)

91歳のジム・ブライト翁がバイオリンを弾き,娘のシャロンがピアノで伴奏.途中から奥さん(89歳)も加わって,見事なコーラスを聞かせてくれる.日曜の教会などで何百回も繰り返してきたことなのだろう,決して上手ではないが,気取りも迷いもない堂々とした演奏っぷりだ.

バイオリンの構え方はかなり変則的だが,正しい姿勢を続けると背中や腕が痛くなるので,歳をとってあんな風になってしまうのは,ちょっとわかる.3つボタンカフスのオールドファッションなシャツに,ズボン吊り.南部男の正装のテンガロンハットを被る翁と,その肩にさりげなく手を置く妻.音楽は名演奏家や評論家だけのものじゃないとわかる.

次回「お気に入り」(6/8公開予定)
乞うご期待!

ネットでレッスン

youtubeには,バイオリンの持ち方や指使いなど,入門者向けのレッスンをしてくれるチャンネルがある.その中のひとつ, MioQさんのチャンネルは,本人がアメリカ在住の日本人なので,国内でアップした動画よりフランクでとっつきやすいような気がする.安物バイオリンも,頭ごなしにダメと決めつけるのではなく,実際に弾いてみせて良し悪しを論じていてフェアな感じがする.

日本人でフィドルのレッスン動画をアップしてくれている人は見つけられなかったが,海外の動画では比較的簡単に見つかる.例えばこのブログの第一回で,激安バイオリンを弾きこなして見せてくれたFIDDLERMANのサイトには,ジャズやブルースのレクチャーもある.またこのFIDDLEVIDEOにも,沢山のレッスン動画がアップされている.

それにしても、欧米人はなぜか言葉で説明したがる.最期まで説明だけで終わってしまう動画さえある.「教える」ということは「しゃべる」ということだと,信じて疑わないのかもしれない.そうなると,申し訳ないが飛ばし見するしかない.
ところで,昔気質の日本の職人は,弟子に「技は見て盗め」と言ったそうだが,閉鎖的で時代遅れなようでいて,案外世界に通じる最先端の指導方法かもしれない.伝統工芸などの世界に外国人の弟子入りがけっこうあるそうだが、一番大事な部分は言葉に頼らず見るだけだからこそ,何国人でも入門OKなのだろう.

次回「アメイジング・グレイス」(6/4公開予定)
乞うご期待!