お茶替えキャンペーン

全国的にはまだまだ暑い日が続いてるようだが、北海道はそろそろ涼しい日が増えてきた。快適ではあるが、水分の取り方が減って便秘気味になる。年寄りの体というのはこういうところがあって、ちょっとした環境変化の影響が、体調に出やすい。暑い日にあれほどありがたかった麦茶も、飲むのが義務的になり、勢い水分の補給も少なくなってくる。※麦茶の義務化...

多分、飲むと汗ばむような時期のうちに、温かい飲み物に切り替えていくべきなのだろうが、冷蔵庫の麦茶が減らなくなってからも、なかなか熱いお茶には手が出ない。そこで、製茶メーカーに「お茶替えCM」キャンペーンをやってもらえたらと思う。かつてお正月時期には「おせちもいいけどカレーもね」のCMが流れ、かえってお正月気分を感じさせてくれていたが、同様に、お茶を替えるタイミングを訴求してくれれば、脱水症状予防に役立つかも知れない。他愛もないことのようだが、季節の風物というのはそんなふうにして出来上がってきたはずである。メーカーにとっても、夏の麦茶需要を最大限緑茶にシフトさせるチャンスかもしれないし。

電子属国

という言葉を思いついた。ネット上でも見かけないので造語だが、国などの大きな組織までが、特定のIT施設やサービスに依存しきっている状態、という意味合いである。ただし日本がそうなるぞ、という話ではない。国の重要なネットワークを海外の大手IT企業のサーバーに置くのはどうかなと思わなくはないものの、今の日本は、むしろ西側諸国に対し相応のリーダーシップを示せている。

電子属国という言葉で、真っ先に思いついたのはブータンである。その若き国王が2011年に来日した際には、「GDPではなくGNH(国民幸福度)を国政の指標にする」という言葉で、ちょっとしたブータン・ブームが起こった。
が、近年ブータンにもインターネットが普及し、国民の間に外国との生活水準の差などに対する不満が高まった。結局ブータン国民も、便利で楽しい生活のほうが好きなのだ。そして現在、国内の発電所をいくつか専有して、ビットコインのマイニングを始めてしまった。
国民の不満解消とマイニングがどうつながるのかいまいちわからないが、IT化社会のスピードで問題解決を図ろうとしたのかもしれないし、他に打てる手がなかったのかもしれない。また、儲かってるかどうかもわからない。が、産業振興や教育などに利用されるべきで電力を国を挙げて博打に注ぎ込むのだから、世界の目も一気に冷たくなったことだろう。

もうひとつの例がロシアである。ソ連時代も含めれば、かつて世界2位の軍事力が「ウクライナで2位」に、同じく経済力も世界2位から10位程度にまで転落した。加えて制裁による半導体やITサービスの停止は、民間航空会社にも大きな影響を与え、欠航や事故が相次ぎ、数年後には1機の旅客機も飛ばせなくなるとさえ言われている。

世捨て人のように孤高を貫いていた国も、武力を背景に我が物顔だった国も、ITの支配を受け入れなくてはならない時代なのかもしれない。閉塞感を覚える話だが、軍事的な属国化よりはマシだとも言える。複雑すぎて、年寄りの頭には収まりきらないが。(今はこれが精一杯だ)

ちなみにネット上には、同様の主旨で「IT小作人」という言葉があったが、電子属国のほうがかっこいいと思う。

足裏ポンプでドーピング

長時間歩き回ることがあって帰宅後、体も頭も疲れていろいろな意欲が減退していたが、せっかく時間があるならと、めちゃくちゃな演奏になるのを承知でバイオリンを弾いてみた。するとやけに調子が良い。ミスは少ないし伴奏のテンポを先取りして、ちょっとアレンジする余裕まである。終わった後は体の疲れこそ取れてないが、眠気が覚めたようだった。
これは楽器を演奏したから頭が冴えたというより、歩き回ったせいで足裏ポンプでたっぷり脳に血液が回っていたためだろうと思う。スポーツでいう血液ドーピングだ。若いうちは歩く程度は運動のうちに入らず、常に血流が駆け巡っていたので足裏ポンプの効用など気がつかなかったのが、年を取ると僅かの差がコンディションに直結するようだ。早く気がついていれば、もっと歩きを生活習慣に組み込んでいたのにと、スーパーなんとか人タイムが終わった頭でぼんやり考えている。