下水サーベイランス

旅行や会合の予定を立てる時、現在のコロナ新規感染者数を調べてみる人は多いだろう。とりわけ今後増えるかどうかは、予定がなくても気になるところだ。特に東京の感染数は、ここが増大すれば数日後には日本中で増え始めるので、地元のデータに加えてチェックしていた。が、最近この数字があてにならないような気がする。自己判断して検査を受けずに済ませてしまう人が増えたのではないだろうか。

そんな社会のムードに流されず、また、医療現場の負担を増やさずに地域の感染状況を客観的に判断できるデータとして、下水サーベイランスが注目されている。感染者は自覚症状の有無に関わらず糞便などからウィルスのRNAを放出してしまうので、下水中のRNA数を計測して地域の感染具合の指標とする方法である。これは海外では数年前から行われていたが、日本では5月に協会が発足したばかりの新しい手法である。
実際の取組は始まったばかりらしい”が、札幌市では今年の1月からデータを公開している。これを見ると現在は、減少傾向から横ばいに転じたが、なお高い水準にあるそうだ。ちなみに検査をするからと言って、下水からコロナに感染することはなく、あくまで地域の感染状況が見えるということだそうだ。

札幌市下水サーベイランス

鍋に弾丸を受けながら

一風変わったグルメ&旅行マンガである。SNSで話題になっていたので読んでみた。
「危険な場所にほど美味いものがある」と言う作者が、日本人は決して行かない海外の治安の悪い地域で体験した、とびきりの美味いものを紹介する。こう聞くと開高健あたりの男臭いエッセイのようだが、紙面には美少女キャラクターしかでてこない。マンガ原作者である作者(男)は、長年美少女マンガの読み過ぎのせいで、現実世界の人々もすべて美少女にみえてしまう、という想定だ。

これはなかなか巧みな趣向で、実際には相当人相が悪く常に銃を手放さないような連中と会ったのだろうが、そのまま描けば硬派なドキュメンタリーになってしまう。そこを美少女だけにしたことで、グルメという軟派な話題に焦点が合わせやすくしている。

日本はどこでも70点から90点のものが食べられるが、危険な場所には20点か5万点しかないのだそうだ。これは産地だから鮮度が高いというだけではない。ごく普通の食材で日本にもあるメニューが、日本人には受け入れられない作り方や食べ方のせいで、決定的な味の差になるらしい。またアマゾンでは、青くて固く、酸っぱくて水気のないオレンジが、ジュースになったとたんに生涯最高のジュースになるという体験をする。フルーツに詳しいブラジル人は、「そのまま食べてもおいしいフルーツのジュースより、ジュースにしないと美味しくないもののほうが美味いジュースになる」と言う。

そう聞くと、以前このブログにも書いた、リンゴの旭で作ったジュースを思い出す。旭は昔からある品種だが、歯が溶けるかと思うほど酸っぱい上、鮮度が良くてもどこか歯ごたえがシャッキリしておらず、瑞々しさがない。それが沢山手に入ってしまったので、試しにジュースにしたら、まさに5万点の味だった。

ちなみに紹介されているメニューには、レシピもある。が、危険な場所でなくても、メニュー自体が危険というものもあり、ちょっと試す気にはならない。

SNSを再開してみた

最近ウクライナ情勢を検索すると、現場で撮ったTwitterの動画が多数見つかる。マスメディアやブログとはスピードが桁違いなので、サービス開始直後に登録してすぐやめてしまったTwitterを登録しなおした。自分で書き込まずに、他人の記事を読むだけというのはマナー違反なのかもしれないが、さすがの情報の速さである。何しろ現地の人がリアルタイムで動画をアップしているのだ。

だからと言って生々しいものばかりではなく、例えば多数の戦車が貨物列車に積み込まれて運ばれていくところだったり、敵が放棄した車両に慎重に近づいて中を覗いたりというような動画も多い。
ニュースなどは大砲を撃ったりミサイルが爆発するといった「絵になる」シーンしか出さないという点で、戦前のニュース映画と変わらないが、実際の戦場では戦闘のための準備や、終了後の現場のチェックなどに多くの時間と労力を割いていることがわかる。そのへんは一般の仕事と同じだ。おそらく敵味方双方とも、多くの兵士は勝ってるのか負けてるのさえかもはっきりつかめないまま、運んだり歩きまわったりというような作業をこなしているのだろう。だからこそ、そう簡単に講和というぐあいにはいかないのかもしれない。

現場の生情報に接することで、マスメディアのヒステリックな観念論に振り回されずにすむ、というのがSNSのいいところだと思う。YoutubeもSNSに含まれるそうなので定義はよくわからない。ほかには、Facebookもカナダ人の友人のおすすめで登録してみたが、肝心の本人がさっぱり更新しないので、こちらもやめてしまった。世界的にもfacebook離れが進み、業績も下がっているという。Blendrも最近はあまり見なくなったが、Pinterestはいまだにお気に入りである。