バレンタイン・デーなので。
この曲は残念なことにパブリック・ドメインではない。作曲は「サウンド・オブ・ミュージック」「王様と私」のリチャード・ロジャース(1902-1979)である。多くのプレイヤーに演奏されているが、今回は私の大好きなサラ・ヴォーンで。この人やエラ・フィッツジェラルドは、モダン・ジャズの演奏に合う歌唱スタイルを創り上げた人。それまでの、歌手が主役でバンドが伴奏に徹していたポピュラー・ミュージックのスタイルを、楽器と丁々発止のアドリブをやりとりする、モダンジャズ・シンガーのスタイルへ変えた人だ。パブリック・ドメインだけ紹介してると、いつまでたって登場願えないので、この機会に。
サラ・ヴォーンは何度か日本公演を行っていて、この動画もそのひとつ。私が行った公演でも、簡素な舞台美術だけの広いステージにピアノトリオという、実にさっぱりとしたステージだったが、サラの登場の瞬間からその存在感と歌唱力で、最後まで来場客を圧倒した。

