バイオリンと骨伝導

バイオリンを手に入れてすぐの頃、たどたどしい音がさぞかし聞き苦しいだろうと、家の者に聞いてみたことがあるが、逆に、そんな音量でいいのかと言われてしまった。また別の人にバイオリンを始めたことを言うと、あれは演奏者は最高の音が聞こえるらしいね、とも言われた。顎と肩で挟んで演奏するせいで、骨伝導した音を聞くので、実際よりずっとはっきり聞こえるらしい。

自分にとっては時には耳が痛くなるほどだったのだが、周囲の者に迷惑になるくらいなら、むしろ、それなりにちゃんとした楽器で、そこそこの音を出せてるということらしいのだ。一応弱音器も使ってみて、あまり音量が変わらないのが不思議だったが、その話を聞いてから使わなくなり、精一杯大きな音を出すことにした。

 

バイオリン初心者必見動画

これは面白い!バラエティ番組のつもりで見るだけでも面白いが、バイオリン初心者のための大切な情報が、たっぷり盛り込まれている。もっと前に見たかったが、まだアップされたばかりだからしかたがない


バイオリンの特色や魅力を、さらっとだが実にわかりやすく説明してくれている。


5万円の予算で結局3万円のにしたが、十分なようだ。多分中国製だろうが、最近はそんな値段の楽器がよく出回っている。素人目には高いバイオリンと大きな差はないように思えたが、実際まあまあいけるものらしい。


いい動画だった。かならずしも子ども時代から始めないとならないわけではなく、大人は頭で考えて気をつけていけば、それなりに音を出せるのではないかと思う。葉加瀬太郎氏に習えたこともだが、30代、40台で楽器を手にできたのがラッキーだ。この動画も、けっこう話題になるような気がする。

ミッドナイト・スペシャル

アメリカの民謡。かつて、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの演奏が日本でも流れた。また、スピルバーグの映画「トワイライト・ゾーン」の冒頭で、ドライブ中の男二人がノリノリで歌うシーンにも登場した。
メロディは陽気だし、歌詞も「深夜特急よ、オレを照らしてくれ」と繰り返すばかりで、大した意味などない脳天気な曲のようだが実はけっこう深い。黒人差別が激しかった頃、警察は黒人だというだけで因縁をつけ逮捕した。そうやって理由もわからずいつまでも拘束される黒人たちの間で、拘置所の鉄格子の窓から差し込む深夜特急の明かりを浴びた者が釈放された、というデマが流れるようになった。極限状態でまともな判断力をなくした黒人たちは拘置所の窓にすがりつき、深夜特急を待ちわびる、という曲である。


そういえば南北戦争の頃、南部の奴隷を連れ出してひそかに北部に運ぶ白人の組織があって、名前を「Aトレイン」と言った。(エリントンの名曲とは関係がないらしい)鉄道というのは、黒人の差別からの開放の象徴なのかもしれない。とかっこつけて真面目ぶってみたが、やっぱり脳天気な曲だ。

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