今日はこどもの日。端午の節句である。ということで昨年はタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」のバイオリン演奏動画を紹介した。今年は「リベルタンゴ」。ヨー・ヨー・マのチェロ演奏が有名だが、ここはビオラの演奏を。
バイオリンのリベルタンゴはちょっとした定番で、葉加瀬太郎など相当な数の動画がyoutubeに上がっている。ビオラは数は少ないが、ポピュラー曲にはバイオリンより合っているような気がする。それにしても、こんなふうに弾けたら、どんなにいいだろう。
POTJIE(ポイキー)

このブログは、なぜか料理関係の記事にだけはリクエストがある。そこで今回は、以前所有していたポイキーと呼ばれる深鍋について。
これは、アフリカ全土で使われている、鋳鉄、またはアルミ鋳造の深鍋である。これで作る料理のことを指す場合もあるようだ。
買ったのは南アフリカ製だが、アフリカ全土で同じ形の鍋が作られているらしい。大きさも10センチ程度のものから、子供が入るようなもの(食べるわけではない)まで、さまざまだ。地面に直接置いて、三本の長い足の間に薪を差し込んだり、つるで火の上に吊ったりして使う。10年以上前に、好奇心だけで取り寄せてしまったが、とにかく重く、屋外で使う機会がなくてコンロに乗ようとすると、足がじゃまになる。なんとか汁受けカップの部分に乗せて使ってみたが。あまりの重さにコンロがミシミシ言った。
だが、できた料理はうまかった。なんというか、和食とはぜんぜん違う旨さで、まずくなりようがない調理法だと思った。その日取れた獲物と、そのへんの野菜を放り込んで火にかければ、誰にでもうまい食事が作れる。多少コゲても、鍋の厚みのせいか、食べられない苦さではなく、おいしい香ばしさになってしまうような感じだ。タレントがアフリカの集落を訪れて、食事に招かれるというような番組があるが、あれは決してまずいものを食べていたわけではなかったのだと知った。
また、最近はアフリカが文化的未開地帯だったわけではなく、高度な文化があったことがわかっているが、食文化についても、誰でもうまいものが作れるという方向に発展したのだと感じた。要はハダカで暮らす文化人だったわけで、それが飢餓や貧困に陥ったのは、主にヨーロッパのせいだ。
10年ほど前に手に入れたものなので、もしかしたら日本で最初だったとしても不思議ではない。正直その時は、「売れる」と思った。厚手の鋳鉄鍋ということで、使い心地はル・クルーゼやダッチ・オーブンと似ている。オーブンには入らないが、カマドを作らずに地べたで、下に薪を差し込んで使えるぶんだけ、よりワイルドだ。なにより、ル・クルーゼやダッチ・オーブンより遥かにデザインが優れている。それは長い年月、アフリカ全土に広まりながら磨かれていった機能美だ。
熱くなる蓋の取っ手を引っ掛けるフックや、料理をかき混ぜる「ポイキー・パドル」は、所有者が趣向を凝らしたデザインで、木などを削って作ることになっている。凝り性にはたまらない世界だろうし、エキゾチックな料理の飲食店でも、演出効果があるだろう。
が、持ち腐れ感が強くなってきた。そこで、ガーナのドラムの名人で、料理上手な知人が北海道に移住してきたのを機会に進呈した。
弦の張替え
バイオリンの弦を張り替えた。なんとなく音が冴えなくなったような気がしていたが、音程は安定していたので、ずっとそのままにしていた。が、検索すると3カ月で張り替えるものだという。そこで、さっそく張り替えることにした。
張り替えるにあたって、いくつか注意した点は、ブリッジを倒さないこと。苦心して立てたブリッジなので、位置を動かさないよう、1本づつ張り替えていこうと思ったが、妙なところで力が入ったせいで一度倒してしまった。調整のし直しである。買った直後にさんざんいじったので慌てはしなかったが。
新しい弦を徐々に巻き上げていくのは、けっこう怖い。正しい音程に近づくにつれて、こんなに強く張ったかなと心配になった。一応全部の調弦を終えたが、なじむまで落ち着かない感じだ。すんなりと大きな音が出るようになった弦もあるが、上滑りするようになった弦もある。
また、惰性で弾いていたので気が付かなかったが、気持も新たに弾いてみると、右から1.2.3の弦の高さに差がなく、2番目(Aの音)の弦を弾くときに他の弦を触りやすいことに気がついた。そういうふうにブリッジを削ってしまっていたのである。カントリーなどでチャカチャカ速弾きをする人は、あまり肘を上げなくても隣の弦に移りやすいので、そんなふうに調整する人もいるらしいが、1音ずつ性格に出さなければならない初心者には不利かもしれない。そのうち削り直すかもしれない。
張り替えると音はそれなりに明瞭になった。かすれるような音も、弦にロージンがよくついてなかったせいらしく、そのうち普通に音が出るようになった。同時に楽器自体の限界だろうけど、バイオリンというよりハーモニカかアコーディオンのような音色になった。が、さしあたりこれなら十分である。あたりまえのことだが、弦は時々はりかえたほうがいい。
