タイトル画像の話 / 雑誌とキーボード

昭和時代のCGでは、開いた雑誌のページを作るのがちょっとやっかいで敬遠していたが、Blenderなら一発。もっともらしい紙面づくりを楽しむことができた。

それだけでは寂しいので電子楽器のバーチャルなキーボードを投影させることを思いついた。PC用にそういうのがあったので、楽器にもあるだろうと。だが、それがやっかいだった。密閉した箱の中に光源を置き、底面にキーボードの形の穴をあけて漏れた光をデスクに投影する。理屈はそうなのだが、穴の切り抜きや光源の位置の調整などがけっこう面倒だった。

ちなみにロゴは某有名メーカーではなくハマヤ。見えづらいが、マークも音叉ではなく3本の破魔矢だ。そういうしょうもないおふざけはCGより得意だ。

ChatGPTは検索エンジンを超えるか

Googleが、ChatGPTの検索エンジンとしての利用増に相当な危機感を抱いているらしく、Chrome版のGoogleトップページには、AIの質問枠がつくようになった。個人的にも、確かに検索エンジン代わりの利用が増えたと思う。検索エンジンは関連するサイトのURLを紹介してくれるが、内容についてはリンク先サイトを見て、自分で判断しなければならない。そもそもどんなキーワードにするかも思いつかない場合も多いし、法令文書や専門技術文書にあたると、読解できないことも多い。例えば「一夫多妻制の国から、夫婦で日本に帰化した場合、夫婦関係は認められるか」という疑問の答えを、リストアップされた法律関係サイトの文書を見比べながら読み取るのは難しい。
さらに個人サイトになると、肝心の情報に行き着く前に自分語りがあったりする。勝手に見に行って失礼な言い方になるが、遠足の作文で朝起きて顔を洗うところから始まる、小学生の作文のような文章は、案外多い。
ChatGPTの場合は、サイトまで行かなくてもおおよその情報が手に入る。ネット上のことなので、情報の信憑性についてはどちらが優位ともいえず、要は使い分けが必要だろうが、使い分けられた分だけ検索エンジンの出番は減る。Googleが懸念するように、逆転されることもあるかもしれない。

最近はChatGPTに興味本位の質問をするのが、ちょっとした趣味になってきた。面白い情報を引き出せるような質問を考えるのも、脳の老化防止に役立つと思う。

なにか絵になるネタはないか検索したら、コロンビアの地方都市に「ChatGPT」という名のレストランがあった。ストリート・ビューで見に行ったら、ご覧の通りボケボケ。たとえコロンビアでも、便乗商売は許さない、という強い意思を感じる。

煎り小麦粉うどん

最近よく手打ちうどんを作る。生でも茹でたものでも、既製品はコシが強くてノビにくいのは良いが、鍋焼きや煮込みにするとなかなか味が染みない。たまにはふやふやで味の染みたのが食べたくても、煮込みに妙に時間がかかる。これはタピオカ粉など、小麦粉以外のものが入ってるせいではないかと考えて、中力粉のみの手打ちうどんを作るようになった。

手打ちと言っても足踏み式である。薄いビニール袋だと破れてしまうし、たとえ新品でもゴミ袋などは使う気になれないが、米袋ならもともと食品が入っていたうえ丈夫なので、足踏みうどんにぴったりだ。

足踏み作業をしながら思いついたのが、煎り小麦粉うどんである。小麦粉の乾煎りは香ばしく独特の甘みが出るので、はったい粉、香煎と呼ばれて落雁などに使われる。また洋食ではホワイトソースづくりの時に小麦粉を茶色くなるまで煎ってブラウンソースにしたり、デミグラスソースのベースに使ったりするが、麺類に練り込んだ例は、検索しても出てこない。うどんでもパスタでも、ホウレンソウやカボチャなどが練り込んであるものはあるが、煎った小麦粉の例はない。さては「回鍋麺と白糸くずし」に続く、オリジナルメニュー誕生かと、日本語、英語以外の言語でも検索してみた。「イタリア、ブーリア地方の焦がし小麦粉入りオレキエッテ」というパスタ料理があったが、これは収穫の終わった麦畑を焼き畑し、更に残った小麦を拾ってたべたという故事から来たもので、煎ったというより、炭化した小麦が混じっているという感じだ。色も茶色ではなく灰色である。

自作してみた肝心の味は、ほんのりとした苦味と香ばしさを感じる。煎ったことで、ごく普通の小麦粉でも上質なものを使ったような小麦自身の香りが強調されるような気がする。知らなければ気が付かない程度かもしれないが、そのへんは焦がし具合や小麦粉への配合具合によりけりである。オリジナル感を出すのにも、いいかもしれない。