昨年9月の接近の際、NASAのパーカー・ソーラー・プローブが過去最大級の「コロナ質量放出」の中を通過し、観察したことがNASAのブログに載っていた。
太陽は、時折電磁波などを爆発的に放出する「フレア」をお越し、地球上の電子機器などに影響を与えることは知られていたが、「コロナ質量放出(CME)」は太陽の内部から大質量の物質がプラズマ状態で放出される現象で、1970年ころに初めて観察された。
コロナ質量放出の重さは、10億トンにも上り、速度は秒速30キロから3000キロメートルに達する。今回の観察で、CMEの放出によって太陽の周囲に漂う塵が吹き飛ばされ、黒い真空の箇所ができる様子を確認した。
CMEは地球に届くことは少ないと言われるが、到達した場合は人工衛星やさまざまなインフラ設備の電子機器などに大きな影響を与えると考えられている。
IBSSA
核兵器や核物質の国際監視機関であるIAEAのように、生物兵器やバイオ研究に関する国際的な監視機関がそもそもあるかどうか、ChatGPTに尋ねてみた。すると次のような答えが。
ChatGPT
「生物兵器やバイオテクノロジーに対する監視機関として、最も重要な組織の1つは「国際生物安全性監視機関」(International Biological Security Surveillance Agency、IBSSA)です。IBSSAは国際連合(UN)と関連組織と協力して、生物学的な危険物質や技術の不正使用を監視し、国際的な安全保障に寄与しています。IBSSAの役割には、以下のような活動が含まれます。
・バイオテロリズムの予防: IBSSAは、生物学的な兵器の製造や使用に関する情報を収集し、国際的な危険を警戒し、予防策を提案します。
・生物安全性の向上: IBSSAは、バイオテクノロジーの研究や実験における安全基準の策定と実施を支援し、事故や不正使用のリスクを最小限に抑える助けを提供します。
・国際的な協力: IBSSAは国際的なパートナーシップを促進し、情報共有、技術協力、トレーニングなどを通じて生物兵器とバイオテロのリスクに対処します。」
世界はちゃんと対応に動いているのだと、ちょっと安心した。ところが念のためIBSSAなる組織を検索しても、それらしい組織がひとつない。そこで、再度尋ねてみると、
ChatGPT
「おっしゃる通り、IBSSA(International Biological Security Surveillance Agency)という名称は実際には存在しないようです。申し訳ありません、それは私の誤りでした。....」
とのことだった。 AIの返答は正しいとは限らないので、注意するよう言われているが、まさか組織名まででっちあげるとは思わなかった。間違った内容にももっともらしい説明文を作るのだから、単純な嘘つきや無知よりたちが悪い。 言い訳せずにすぐ間違いを認めるのは立派と言えば立派だが、ぬけぬけとしすぎて、これが人間だったら、かえって信用がおけない人種だ。
これからの社会は、特殊詐欺やネット上の流言、迷惑メールに加えて、AIによるでっち上げまで注意しなくてはならないということか。年寄りにはキツいなあ...。
ただし、架空の「IBSSAの活動指針」自体はなかなかのもの。感染拡大が事故か陰謀かなどと騒がれる時代だけに、いっそ正式に発足させてはどうだろう。

AI要約
記事中に「AIによる要約」というボタンのあるサイトがあった。クリックすると、ずっと下まで続いている長文が、10行程度に要約されて表示された。便利なようだが、何かおかしいような気もする。
現代はコンテンツの大量消費時代だと言われている。毎日膨大な量の情報を流し見してまわる読者にとっては、要約があれば便利に感じるかもしれない。筆者にとっても、流し見されて間違った解釈をされるより、適切な要約だけでも読んでもらったほうがいいかもしれないが。
ただ、要約をAI任せというのはいかにもおかしい。確かに長文を読むのは苦痛だが、だからこそ結論を最初に述べてみたり、好奇心を掻き立てるエピソードを散りばめて読者を最後まで誘導したり、推敲を重ねながら工夫するのが「文章を書く」ということだ。流し見されてしまうのは、それだけの内容だからということである。また、読者にとっても、頑張って長文を読み自分なりの要約として記憶する。それが読書体験というものだろう。
AI要約には、内容はAIが作成したものなので、筆者は免責である旨の一文がつく。これもどうかと思う。せっかく書いた文章に、自分で責任を負えないようなものをつけてしまうくらいなら、要約も自分で書いてはどうだろう。
AI(人工知能)の反意語はNI(Natural Intelligence=自然知能)というそうだ。AI生成の文章を自動的に判別するシステムもできたそうだし、企業、官庁などでも、無節操なAIの利用を制限するガイドブックや指針を次々に発表している。AIが一世を風靡しつつある現代だからこそ、これからはNIの重要性が高まると思われる。そこで本記事にも、これ以上の適役はないというNI、つまり筆者である自分の知能による要約をつけてみた。
筆者によるNI要約
AIに要約させるって、あんまり意味がないんじゃない?
いかがだろうか。読者が読む気をなくすよう、わざと長々書いてきた文章が、スッキリ1行でおさまっている。しかも自分自身による要約なので、内容のの正確さも保証付きだ。本記事ももちろんNI生成である。誤字脱字はつとめて修正したつもりだが、もしかしたら残ってるかもしれない。それこそNI生成の醍醐味であるから、見つけたら「おっ、いい塩梅に誤字ってる。さすが天然物ならではだねえ」と、乱れ具合を味わってほしい。
