Can’t Get Out Of This Mood

Frank Loesser'(1910-1969), Jimmy McHugh(1984-1969)の作品。知らない曲なのだが、いかにもモダンジャズという演奏ぶりに、懐かしささえ感じる。歌は、前回も登場したSAMARA JOY。

歌手がアドリブも歌う。スキャットだったり、歌詞があったりスタイルの違いはあるが、いずれもエラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンが切り開いたスタイルで、原曲が発表された頃にはなかったやりかただ。聞き手にとっては歌手の魅力をいろいろな角度から味わえるが、歌う方には相応の技術が求められる。やはり若い人が軽々とこなしているのを聞くと驚きを感じる。

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気温が30度を超えると、蚊が活動しなくなるという。確かに昔より、真夏に蚊を見かけなくなったような気がする。ただしその帳尻合わせなのか、涼しく寝心地の良い夜に限って、あちこち刺されまくることになる。そんなとき、連中も生きるのに必死なのだから、多少の血ぐらい...などとは誰も思わないだろう。自分も「根絶やしにしてくれる!」とばかり、四方八方殺虫剤を振りまく。絶滅すればいいのになどと思う。
たかが蚊に対してこれなのだから、戦争も犯罪もなくなることはないのだろうなと思う。

カトリオットがほしい

The Trouble with Me Is You

Red McKenzie(1899-1948)の曲。さすがに古い曲なので、かろうじてどこかで聞いたことがあるなあという程度だ。そこで歌手のSamara Joyについて。

Samara Joy 1999年生まれ、ニューヨーク、ブロンクス生まれ。曽祖父、祖父、父と、いずれもゴスペルに関わってきた音楽一族である。2019年にサラ・ヴォーン国際ジャズボーカルコンクール優勝、2023年のグラミー賞では最優秀ジャズボーカル賞、最優秀新人アーチスト賞を獲得している。
オリジナル曲でデビューしヒットしてスターダムへ、というのはポップス・アーチストの王道だが、サマラ・ジョイは若さに似合わない古典的なポピュラーの名曲をレパートリーにしているようだ。私の若い頃はひとつの曲がヒットしたら、TVでもラジオでも、朝から晩までそればかりかかっていたが、現代はいろいろなメディアで、様々な時代とジャンルの音源があふれている。今の若いアーチストにとっては、流行に関係なく良いと思った曲を歌うということなのかもしれない。

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