NASA のパーカー太陽探査機は、2023 年 8月3日、4.5秒間のスラスター噴射(※)を行い、8月21日の金星でのフライバイのための軌道修正を行った。
図は現在のPSPと金星の位置を示したもの。PSPは金星や地球と同じ向き、図でいうと反時計回りに太陽の周りを回っている。現在は金星に近い位置にいるが、8月21日にはさらに近づき、その際金星の重力で引っ張られてさらに太陽に近づくよう、軌道を変える。今回の噴射は、正確に金星に向かうための軌道修正だ。
※スラスター噴射:搭載した燃料を燃焼させ、ガスを噴出させる。