Blue Berry Hill

ヴィンセント・ローズ(1880-1944)の作曲。演奏はGunhild Carling and her band。リーダーのガンヒルドは、スウェーデン出身のジャズミュージシャン。トロンボーン、バグパイプ、トランペット、リコーダー、弦楽器(バンジョー、ウクレレ、ハープなど)を一曲のなかで、すべて披露することもあるほか、歌やタップも披露するという多芸さで、デキシーランドや1920年代頃のスウィング・ジャズをリスペクトしている。

高いスキルを駆使してエンターテインメントに徹するスタイルは、安心感があって楽しい。
ちなみにこの曲は有名だが、私世代にとってもかなり古い曲で、いつ聴いたのかも定かでない。多分、子供時代によく見ていた音楽バラエティ番組で、ポピュラーの名曲として取り上げられていたのだと思う。最初は、時代を震撼させているあの有名人の演奏を紹介していたのだが、見てるとだんだん陰鬱な気分になるので交換した。(気になる方は「Blueberry Hill Pitin」で動画検索を)

Lady be good!

ジョージ・ガーシュウィンの作品
演奏はSteffen Zeichner 。クラシックからジャズまで幅広いジャンルで活躍し、教育指導にも意欲的で音楽芸術博士も所有。5弦バイオリンの奏者である。5弦バイオリンは高い方から4弦がバイオリンの調律、低い方から4弦がビオラの調律になった楽器で、低音域が広いのでポピュラー曲に向いている。パブリック・ドメインになるような古い曲、スウィングジャズ曲のレパートリーが多く、動画の公開数も多いので、非常に参考になる。

動画の収録箇所は大阪となっている。ジャムセッションに参加しているのは学生だろうか。我々の若い頃はジャズ喫茶も多く客もよく入っていたが、どちらかと言えばモダンジャズ以降のリクエストが多く、ジプシージャズなどは「古臭い」と思われていたように思う。現代はスタイルに関わらず好きなジャンルに接する時代なのだろう。

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あけましておめでとうございます / A列車でいこう

本年もよろしくお願いします。

2025年1月1日より、デューク・エリントンの曲がパブリック・ドメインとなる。「パブリック・ドメイン名曲集」は本サイトの一番人気カテゴリーにも関わらず、最近はさっぱり新しいものを紹介できなかっただけに、この日が待ち遠しかった。うれしい限りである。

さて、名曲中の名曲だけあって、演奏動画も多い。プレイヤーもビッグネームがよりどりみどりである。が、ここは新年らしくハートウォーミング&ご長寿バンザイな、この動画を紹介しよう。

※正直言うと、1月1日からなのか、エリントンの誕生日からなのかはっきりわからないのだが。

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