What a Friend We Have in Jesus

チャールズ・コンヴァース(1832-1918 米)による賛美歌。作曲家ではなく、アマチュアだそうだ。

非常に聞いたことのあるメロディである。邦題の「いつくしみ深き」というのは知らないが、他にもいくつか違う歌詞がつけられていて、「星の世界」というのが音楽の教科書にあったバージョンだったと思う。

youtubeにはいろいろな演奏が公開されていて、この古い曲が、今でも多くの演奏家に愛されているのがわかる。その中から特に良かったのがこの人。テンガロンハットにズボン吊り、カフスがたくさんついたシャツ、怒ってるわけではないがちょっと怖い表情。フィドルも弾くが、舐めた口を利く若造にはライフルを突きつけることも...。そんな雰囲気いっぱいの、完璧なアメリカのご老人である。伴奏をしているのは奥さんかもしれない。調律がちょっと外れて、ホンキイトンクな音のピアノがよく合ってる。難しい曲ではなく、高度なテクニックも使わないが、年の功の存在感で聞かせる。こういうのが私の理想だ。

作品一覧へはこちらから

ドナ・リー

アメリカで猛威を奮ったコロナウィルスは、いろいろなジャンルの著名人もその犠牲になっている。ジャズのアルトサックス・プレイヤー、リー・コニッツもその一人だと知った。ジャズ喫茶でかかる曲の定番で、良い意味で白人らしさのあるプレイヤーという印象だった。ご冥福を祈りたい。

リー・コニッツは多くの作品も残しているが、パブリック・ドメインになるのはあと50年(法改正したから70年?)後なので、本人の演奏を選んで見た。

ドナ・リーはチャーリー・パーカー(1920-1955)の作曲。ということになっているが、レコーディングに参加したマイルス・デイビス(1925-1991)が、自伝の中で自分の曲だが、そのままにしたと語っている。マイルスがOKだと言うのだから、これはパブリック・ドメインである。

作品一覧へはこちらから

On the Sunny Side of the Street

作曲はジミー・マクヒュー(1894~1969)。昨年末、著作権の保護期間が50年から70年に引き伸ばされたが、命日が5月なのでギリギリでパブリックドメインだと思う。

演奏しているダイアナ・クラールはカナダ出身のジャズプレイヤー。ウィキペディアには「1990以降、最も成功したジャズ歌手のひとりで、5度のグラミー賞受賞」とあるが、私はyoutubeで初めて知った。渋い低音のピアノ弾き語りで、オーソドックスな選曲もあって、リラックスして聞ける。作曲家でもあるそうだ。オスカーピーターソンもそうだが、カナダ人ジャズメンには、実力十分で、しかも肩のこらない演奏をする人が多いような気がする。個人的には、ジャズバイオリンのソロがめっけものだった。

作品一覧へはこちらから
error: