Just Friends

John Klenner (1899-1955)の作品。

Just Friends は、学生のクラブ活動などでジャズを始めたばかりの人が、最初に練習する曲のひとつ。テーマが終わったら各楽器のソロ、ドラムとのフォーバースなど、この曲を仕上げながら一通りのことを経験していく。動画を演奏しているJon Burというプレイヤーは演奏活動をウェブサイト(https://jonburrquintet.com/)だけで公開しているらしい。ここでは4人だが、URLはquintetになっている。

有名な曲なので誰の演奏にしようか迷ったが、今まで全く知らないプレイヤーを選んでみた。ベテランによる模範演奏ともいえるオーソドックスなスタイルと、リラックスした雰囲気がとてもよかったからだ。狭い店の片隅にドラムやピアノまで置いてあって、画面には見えないが手前はすぐテーブルになっているらしい。場所もいい感じなので、ストリートビューで確かめてみると、Yonkersという地ビールの醸造所に併設されたピザハウスだった。ネットもいいけれど、その場じゃないと味わえないものは、まだまだたくさんあるようだ。

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The Best Things in Life Are Free

Ray Henderson(1896-1970)の作品

作曲者の権利が切れた作品の中から、自分の知っている良い曲を、という主旨のパブリック・ドメイン名曲集だが、今回はこれまで知らなかったが、最近良く聞いているお気に入りの曲を。作曲者の没年が1970年だから、権利切れは2020年(のはず)。いわばパブリック・ドメインの新曲である。題名は「人生で最も価値あるものは自由です」...ではなくて、「...無料です=お金では買えない」という意味。
バイオリン演奏のJason Anickは、ジャズバイオリニストでバークリー音楽院の指導者。ジプシー・ジャズと呼ばれるヨーロッパの古い演奏スタイルを現代にアレンジして、楽しく、古臭さを感じさせない。
ネットでテキストや伴奏、模範演奏動画を公開するなど、ジャズバイオリンの指導にも熱心だ。私のyoutuber先生の一人である。



I Can’t Give You Anything but Love, Baby

Jimmy McHugh(1894 –1969)の作曲。

本年最初のパブリック・ドメイン名曲集である。何度も書いたことだが、著作権は作曲者の死後50年でようやく消失するので、パブリック・ドメインの曲となると、我々高齢者でもなじみのないほど古い曲が多い。未だに演奏されている名曲も少なくはないのだが、有名どころを紹介し終えると、自分が知っている曲を聴きごたえのある演奏でという、本カテゴリーのコンセプトを満たすようなものはなかなか見つからない。

この曲は、私も最初は聞き覚えがなかったのだが、ジャズ・バイオリニストが演奏や練習曲としてよく取り上げているので、すっかりおなじみになってしまった。動画も、ジプシー・ジャズと呼ばれるジャズの原型のようなスタイルと、現代的なアレンジがあいまって、古臭さを感じさせない楽しい演奏である。音楽というのはなかなか高度な情報らしく、歳を取ると、1.2度聞いたくらいでは、新しい曲がなかなか覚えられない。そのせいか昔好きだった曲を繰り返して聞くだけになりがちだが、これは年取ってから知った曲だがしっかり頭に残っている。その意味でもお気に入りである。

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