さらなる野望!!

前回、料金をはらってライブハウスに出演したい、という野望について書いたが、ここにきてさらなる野望が。楽器愛好家なら誰もが一度は考える、YOUTUBEデビューである。せっかくそういう場所があるのに、ということと、小さな子供と年寄は下手でも温かい目で見てもらえるんじゃないかという皮算用もある。実はキャラづくりのための小道具も用意した。それがこれ。

さすがに顔出し出演の度胸はないので、海外サイトを探して見つけた。中世のヨーロッパでペストが流行ったとき、医者がつけていた仮面をモチーフにしたもので、若い人に見せたらかなりウケた。年齢とマスクでけっこうポイントを稼げるとは思うが、残る問題はやはり腕前。もうちょっとなんとかならないかなあ。

野望!

60歳でヴァイオリンを始めた時、「いつかはストリート、そしてコンサートホール。目指すだけなら今でもできる」と自分に気合を入れた。微塵も可能性がないと、かえってそういうホラが口にできるものだ。が、練習し始めて現実に直面すると、人前で演奏など滅相もないと思うようになった。せめてカラオケで気分を変えて練習をと思った矢先に、コロナの感染拡大が始まった。三密ならぬ一密だからリスクは低いだろうけど、カラオケで高齢者のクラスタが続発していたので断念した。
そのうち、練習内容を少しランクアップさせて、youtubeの伴奏音源に合わせることにした。そしてデルタが収まり、感染者ゼロが続いていた頃、楽器店の貸しスタジオへ行ってみた。USBで持ち込んだ伴奏音源をスタジオのアンプで流すと、ヘッドホンで聞くのとは違って、自分の音と伴奏がひとつの空間で調和している感じがする。また、ヘッドホンだと伴奏に追い立てられるような気分になるが、アンプからだと、きちんと聞いて合わせる余裕ができるような気がする。さすがスタジオは、一味違っていた。

これはいいなと思ってたら、オミクロンが始まってしまい、スタジオも足が遠のいてしまった。ネット上のジャズ・バイオリンの指導サイトからは、しきりにZOOMの対面レッスンを売り込んで来るのだが、相手はバークリーの先生とあって、さすがに敷居が高い。そのうち暖かくなって規制も緩和されたので、またスタジオに通おうかと思っていたところへ、とんでもないものを見つけてしまった。なんとジャズ・クラブで、プレイフィーを払えばプロの伴奏がついてくれるところがあるのだ。これはやってみたい。プロのジャズメンは概して素人に優しいから、こちらのレベルに合わせてくれるはずだ。ピアノトリオが揃わなくても、ドラムだけ、ベースだけでも、しっかりと伴奏をつけてくれるに違いない。ただ、居合わせた罪もないお客さんに、無差別に雑音を浴びせるのは心苦しい。なるべく空いてる時間がいいのだが。

小さなジャズクラブの開店前の、まだテーブルに椅子が乗っているホールの奥。そこだけライトの灯った一角で、他のメンバーと音合わせをする、年老いたジャズ・バイオリニスト。これはいい。練習にも気合が入るぞ!

十八番(おはこ)をめざす

主にバック演奏の音源をかけながらバイオリンの練習を続けている。バックなしなら弾ける箇所も、演奏に合わせると指がついていかないなど、追い立てられながらだと最初はきついが上達も早いようだ。そして、最初は間違えずに弾けるようになったら別な曲に挑戦しようと思っていたのだが、それなりにできるようになると、弾ける曲を何度も弾く方が楽しいことに気が付いた。同じ曲の繰り返しであっても、ちょっと装飾音を入れてみたり節回しをかえてみたりしながらだと、いつまでも楽しく弾いてられる。

そうやって少しずつ変えていくと、いつのまにか間奏部分=アドリブができるのではないかと思う。アドリブについては、曲想に合うコードから音をピックアップするとか、とにかくプロのフレーズを覚えるとか、ネット上の音楽指導者がいろいろな方法を教えている。が、それもまた難しい。曲がりなりにも弾ける曲ができたら、何度も弾いて徐々に自分なりに作り変え、いつか間奏つきの十八番にできればと思っている。