2022さっぽろ雪まつり

5日からさっぽろ雪まつりがはじまった。とはいえ集客型の雪像展示などは中止。何が残っているのかと公式サイトをのぞけば、「さっぽろ雪まつりの歩みを止めることはいたしません。」との宣言とともに、「オンライン雪まつり」の告知が。ただし内容はSNS上での、個人フォトコンテストだという。関係者各位はさぞかし悔しかっただろうと思うが、こればっかりはしかたない。ゴリ押ししないでくれて、感謝というしか無い。

昨年はバーチャル雪まつりと称して、フリーの3DCGソフト「Blender」による雪像モデルを一般から募るという、野心的な企画があった。初心者のために操作方法のレクチャーまであった。これで参加者が増えれば、画像のみならず動画やゲーム、3Dプリント、さらにはメタバースと、さまざまな技術、産業分野で活躍できる人材が輩出するきっかけにもなる。それくらい意義のある企画だった。

ただし参加者はないだろうなと思っていたが、案の定ゼロだったようで、その後も何の情報もない。これも無理のない話で、やはり3DCGはかなりとっつきにくいのだ。それでも私は、役所で注目するくらいだから、Blenderも相当普及しているのだろうと考え、それまで使ってた時代遅れのCGシステムからBlenderに乗り換えることにした。
そんなわけで私にとっては意義があった。企画担当氏に会う機会があったら、ドンマイと言いたい。

DYNAMO DREAM(Ian Hubert)

Youtubeには、CGアーチストによる無数のショートムービーがアップされているが、これはIan Hubertという人の作品。こういうショートムービーは、ストーリーをどこかで見たことがあったり、意味不明や尻切れトンボだったりする。どうも作家の世界観や制作テクニックを、短い時間に詰め込んでアピールするためのものらしい。視聴者もストーリーは二の次にして、ひたすら映像美を楽しむのだろう。その中で、この作品「DYNAMO DREAM」はけっこう長く、ストーリーもまあまああるほうだ。

注目すべき点は、この作品が無償のCGソフトの「Blender」と、有償ではあるが個人でも手に入れられる「AfterEffect」という、安上がりな環境で作られていることだ。また、本人のサイトでも、高度な造形や合成を手軽にするためのチュートリアルがある。

もちろんこの規模の作品がPCだけでできるわけではなく、長時間の動画は外部の計算サービスを利用し、さらに、俳優やセット、音楽など、個人では用意できない部分=お金のかかる部分については、クラウドファンディングで出資を募っている。彼のYoutubeサイトでは、個人の環境で製作可能なレベルの過去の作品から本作まで、様々な作品がおいてある。中には学校祭レベルの、少々お恥ずかしいものまであるが、特別に恵まれた環境があったわけではないごく普通の若者が、少しずつレベルを上げてはその成果を公開しつつ出資を募ることを繰り返して、かなりの大作を作る所まで来た歴史が見て取れる。

いつの時代でも社会は閉塞しているように見えるかもしれないが、現代は視点を変えるだけで、世界規模の夢も実現できる時代である、若い人には、ぜひそういう意識をもってもらいたいと思う。

DYNAMO DREAMのアピソード2と3が公開された。記事はこちら

十八番

初心者、とは言えないほど長く楽器をいじってるくせに、さっぱり上手くなってない人間のことを、「下手の横好き」というような愛のない言い方ではなく、ソフトに表現する言葉はないだろうか。今の自分はまさにその状態だが、それなりに「十八番」もできた。

とはいえまだ人に聞いてもらえる状態ではない。楽譜などを見なくてもバック演奏音源になんとかついていけるという程度だ。何度やっても乗り越えられない難所はないものの、ちょくちょく間違える。十八番と言ってもその程度だが、自分にとっては愛着のあるレパートリーが、「テネシー・ワルツ」と「All of me」である。

テネシー・ワルツは、3拍子なのでやりやすい。3拍ごとに流れの切れ間が来て気持ちに余裕ができるのだが、そのでいで4拍子よりずっと気楽だ。またこの曲は古い民謡で著作権などないと思いこんでいたら、私が99歳になるまで著作権が保持されるとしって、パブリック・ドメインに関心を持ったきっかけの曲である。

「All of me」は、知ってはいたもののそれほど興味がなかったが、いろいろなアーチストの演奏動画があって、アレンジがしやすい曲だと知った。弾いていて飽きがこない、演奏が楽しい曲で、いつのまにか十八番になっていた。ただし、古いと思っていたがこれもパブリック・ドメインではなかった。

それ以外にもチャレンジしたが、未だモノにできずにいる曲が多数ある。楽譜や音源で簡単そうに思えた曲が案外難しかったりする。モノにできない一番の原因は運指で、バイオリンはネックが短いので指がとどく範囲は広いが、その分狭い範囲で指を切り替えなくてはならないので、すぐ指が交差してしまう。独学でなければ運指を先生に教えてもらえるのだろうが、そのへんを自分で考え出すのも楽しみのひとつではある。