CATS / 映画版

映画をミュージカルに、ミュージカルを映画に。珍しいことではないが、ついに史上最高の観客数を誇るミュージカル「キャッツ」が映画になるらしい。

とりあえずオフィシャルトレーラーでも

ミュージカル同様、演じるのは猫のコスプレをした人間。舞台となる室内や街頭は、猫のサイズに合わせて巨大化されている。超有名ミュージカルの映画化だけに、気合は十分だ。

キャストもなかなか豪華なようだ。歌手のテイラー・スウィフトの起用が話題らしいが、残念なことに私はあまり詳しくない。驚いたのは、老娼婦のグリザベラと伊達男のラムタムダガーが黒人俳優だったこと。また、オールド・デュトロノミーが、007シリーズで「M」を演じたジュディ・デンチ。つまり女性だ。貫禄は十分だが、ちょっと怖い気もする。劇場猫のガスは、指輪物語のガンダルフを演じたイアン・マッケラン。適役だが、80歳でグロールタイガーとの二役をやるのか?(黒人だから、女性だからどうのという意味ではないので、念のため。初期の四季の舞台のイメージが強かったので)
そもそも映画版は、ミュージカルのようなオムニバスかどうかもわからない。トレーラーでは白猫がメインになってるので、一貫したストーリーがあるのかもしれないが、オフィシャル・サイトにもまだキャスト紹介がなく、主役かどうかもわからない。

トレーラーは賛否両論真っ二つで、「理解が追いつかない」などの反応も。舞台を観た人なら、ほとんど違和感がないと思うのだが。 アメリカでは今年12月のクリスマス時期の公開なので、日本公開は来年だろう。四季劇場が2020年で閉鎖だそうだから、映画版に行ってみようか。

1964年東京パラリンピックの衝撃

東京オリンピックが来年に迫ってきた。それにつれて、55年前の東京大会の情報も増えてきたが、同時に開催されたはずのパラリンピックについて、全く記憶が無いのに気づいた。そこでネットを調べると、情報は少ないながらも、非常に興味深い記事に出会った。

http://www.ssf.or.jp/history/legacy/tabid/1106/Default.aspx
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25078610W7A221C1000000/

ざっくりいうと、64年にもパラリンピック東京大会が開催された。日程は、11月8日から12日まで。東京オリンピック閉会式の10月24日の直後に、かなり慌ただしく開催された。日本選手団の成績は、卓球の金メダルが1つあったものの、惨敗だったらしい。さらに関係者にとって衝撃的だったのが、海外の選手が明るくたくましいスポーツマンで、ほとんどが職業を持っていたこと。それに対し日本選手団は、この大会に合わせて医療施設などからかき集められた人たちだった。障害者は気の毒で、守ってあげるべき人たちという意識しかなかった日本社会が、海外との差を見せつけられた大会だった。

現在普通に見かける点字タイルや車椅子用スロープ、車椅子マラソンなどの競技大会は、もとをたどれば、64年の東京パラリンピックの衝撃から生まれたものなのだろう。選手だけでなく、日本人の福祉意識までが惨敗という衝撃的な大会だったが、社会への影響は大きかった。2020年のパラリンピックでは、ぜひ快勝した上で、さらなる好影響を残してほしい。

1964パラリンピック東京大会のシンボルマーク。無断掲載はまずいが、あまりに紹介されなさすぎたので、怒られるまで掲載。

ロボットの進化

主役は、ロボットなどの開発で知られるボストン・ダイナミクス社の研究開発中のロボット。本物がお手本なのでリアリティがあるが、一度人間が演じたものをコンピュータ・グラフィクスと置き換えている。なかなかの労作だ。

実際の歩行型ロボットの実験でも、いきなり押し倒したり、つまづかせたりと、虐待まがいのこともする。ついに人間並みにキレて逆襲するようなら、実験は大成功だろう。人間も若いうちはブラックなしうちに黙って耐えていても、いつかキレて逆襲する。キレる年寄りだって、遅ればせながらの進化の結果かもしれないじゃないか!