3Dプリントキャンディ

先日の、人工惑星アートDESPATCHの記事で、来世紀の宇宙観光名所になるかもと書きながら、そうなったら屋台も宇宙船なのだろうかと考えた。売り物も、綿アメは問題なさそうだが、ヨーヨーは真空中では破裂。ただし船内ならゴムでバウンドさせれば、無重力でも遊べる。焼きそばや金魚すくいは禁止だろう。どうせならDESPATCHの形を生かしたアメとか...

と考えて、ハタと気がついた。3Dプリンタで作ったキャンディはもうあるんだろうか。そこで検索してみたが、期待していたようなすごいものはなく、せいぜいこれくらいだった。

正直言って、これではまだまだだと思う。こういう数学的形状は、一見すごそうだが発想としては安易だ。そもそもどこを持ったらいいかわからず、色合いも気持ち悪い。実際に食べるとなると、お菓子としていろいろ問題が出てくるだろう。要するにキャンディを舐めている。(アメだけに...)
ともかく、まだ誰もたいしたものをやってない。全国のテキヤの皆さんは、今が頑張りどころかもしれない。

スーパー”安心”フォトショップ

Adobe社は、自社の画像処理ソフトPhotoshopで加工された画像を見つけ出し、さらにAIを駆使して元の画像に戻す技術を開発したらしい

さあ、大変だ!だが大変なのはPhotoshopを多用する広告デザイン業界ではない。まず、なんと言っても大変なのは芸能界だろう。シワ、白髪、ハゲ、メタボ、低身長。アイドルのプライベート写真に、消したはずの男が映ってたり、爽やかさが売り物の男性俳優が、何が原因かわからないが、虚ろで焦点の合わない目つきだったり...とか。

それ以上に、事件現場写真からスポンサーの看板を消していた新聞社や、偉大な指導者様の太鼓腹をせっせと引っ込めていた秘密情報組織など、真実や正義、フェアネスを売り物にしてきた分野は、顔面蒼白だ。

ではなぜそんなものを作ったのだろう?世界中に脅迫状を送るつもりなのか?

答えははっきりしている。まもなく「スーパー”安心”フォトショップ」が発売になるのだ。

人工惑星アートDESPATCH

今年、JAXAが打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「りゅうぐう」に接近し、衝突実験に成功した。2014年の打ち上げにあたっては、はやぶさ2と同梱される宇宙船が公募されたが、ここで選ばれたのが「DESPATCH」だ。多摩美術大学と東大のグループが開発したDESPATCHは、アマチュア無線家との交信などの技術ミッションをこなす人工惑星であると同時に、世界最速で太陽系の公転軌道を回るアート作品でもある。

何より注目すべきはその形状だが、下記の動画の冒頭からすると、太陽や太陽系の惑星の、宇宙空間での軌道から導き出されたものらしい。太陽系の惑星は、不動の太陽の周囲を回っているように見えるが、太陽自体も銀河系の周辺部をゆっくり回っているので、宇宙から見た実際の動きは同心円ではなく、動画の冒頭の光の玉のように、からみあった螺旋形になる。それをもとにして、3Dプリンタなどの技術を使って製作したらしい。

DESPATCHのミッション時間は1週間と短いため、他の人工衛星のような太陽電池パネルは持たず、内臓の電池だけで稼働した。その後はアートとして、地球同様に、太陽の周囲を回っているという。来世紀になったら、観光名所になってないだろうか。

One Small Spacecraft for a Team, One Giant Leap for Art from artsat on Vimeo.