バイオリンの附属品

バイオリンの形は完成されていて、何百年も変わっていないと言われているが、附属品は時代を経るごとに増えてきて、全体で見れば、昔とはすこしずつ違ってきてるようだ。
「あご当て」は、最初は無かったものらしい。楽器に組み込むのではなく、後からとりつける装置だ。
の肩当ては結構新しいものらしく、形もさまざま。スポンジやタオルを肩に乗せるだけの演奏者もいるらしい。
は日本ではアジャスター、海外ではファインチューナーと呼ばれる装置。ヘッドのペグで大まかに音程を合わせた後、ここで微妙な調律をする。高い楽器には1個だけ、練習用などの楽器には4個ついている事が多い。上達した人はこんなものに頼らず、ヘッド部分の杭を回すだけで調律するらしいが、これがそう簡単にできるものではない。大の男が歯を食いしばって押し込みながら回さなければならず、すぐ回しすぎ、戻し過ぎになってしまう。同じ力で他人をつねったら、傷害罪になるだろう。かといってゆるく差し込めば、弦の張力で巻き戻ってしまう。上級者にはコツがわかってるのかもしれないが、4つつけないと到底調律はできない。
弦がブリッジに食い込むのを防ぐチューブ。音に影響を与えそうで、邪道な感じもするが、やる人はやっている。

これらの附属品は持ちやすさや調律のしやすさのための工夫で、それだけバイオリンが持ちにくく、調律しにくい楽器だとも言える。未来のバイオリンは、本体の形はそのままだが、弁慶の七つ道具のように、周囲にハイテク装置がゴテゴテと付属するようになるかもしれない。

レッツ、ビジネストーク!

大統領選挙から一月ちょっと経ったけど、まだまだ余震が続いてる感じだね。
とにかく、結果そのものより、みんながそんなに驚いてるってことに驚いたね。

じゃあ、今回のトークはコレ!

 

「『大統領に批判的な人が多いという情報は、間違っていると断言するには根拠が不足している』」

「なんだそれ?」

「アメリカ人の気分を、英語の直訳風に言ってみたんだ」

「本場では、そんなに面倒くさい言い方をするの?」

「いや、『F**K YOU!』だと思う」

Thank you! See You next time!

コピーライター

「奥様の名前はサマンサ。そして旦那様の名前はダーリン。ごく普通の二人はごく普通に恋をして、ごく普通に結婚しました。でもただひとつ違っていたのは、旦那様はコピーライターだったのです」

そうなのである。往年のアメリカTVシリーズ「奥様は魔女」の夫、ダーリン・スティーブンス氏の職業は、コピーライターだったのである。コピーライターの仕事というと、広告文章の作成のように思うが、マーケティング専門書での定義は新規市場の開拓。そして本家アメリカの場合は、すこぶる権限が大きく、制作・営業部門をすべてコントロールする立場だ。

アメリカの企業では株主の力が強く、経営にもどんどん口を出す。資産の安全な運用を願う投資家は新製品の開発や設備投資などのリスクを嫌うので、そういう経営者はすぐクビにする。そうやっても、「自分ならリスクなしで売上を伸ばせる」とアプローチしてくる経営者候補が、いくらでもいるのだ。そして晴れて新社長となった人物は、設備投資を行わず、広告で売上を伸ばすことを考える。

話を受けた広告代理店では、依頼主の商品の市場細分化(セグメンテーション)を狙う。要するに、よほど画期的な新製品でもない限り、すべての客は誰かの客。ぶん取らない限り自分の売上は上がらないので、自社と他社、互いが強みを持っている市場を分析し、すこしずつ削り取っていく。例えばタバコ会社のA社とB社が、それぞれ東部と西部で売れ行きが良い。消費者のライフスタイルが東部は都会的、西武はワイルドとした場合、東部に住んでいてなおかつワイルドなライフスタイルを好む人に向けて、広告を打つ。そうやって相手のシェアの一角を切り崩す。シェアが拡大すれば、増産、コスト削減が可能になり利益も競争力も高まる。という目論見だ。

ドラマの中でダーリン氏が作った「ワイルドな貴方にピッタリ」というような、ダサいコピーで顧客が大満足して大団円というシーンは、狙うべきターゲットを考えついたということだったのである。