邦題は「星影のステラ」。ヴィクター・ヤング(1899-1956)の曲で、実に多くのプレイヤーが演奏している。動画も豊富で、目移りがしそうだったが、ジョージ・ベンソンのギターとマッコイ・タイナーのトリオでの演奏を選んでみた。
マッコイ・タイナーは有名なコルトレーン・カルテットのメンバー。パブリック・ドメインの紹介ではあまり登場機会がないんじゃないかと思って選んだ。多くの音を鍵盤に叩きつけるような独特の奏法は、あまり調律されていないクラブのピアノを弾くことが多かったので、音の狂いを押し切るようなスタイルになったのだという。
ジョージ・ベンソンは、マスカレードのヒットでグラミー賞をとるなど、ポップスのプレイヤーという印象が強いが、こうして聞くと実にいい感じのジャズ・ギタリストだ。
ところで、youtubeでは、この曲のギター演奏の教則動画が多かった。ちょっとギタリストがうらやましいと思った。
手が大きいですね。ギターのネックが細く見えます。
※宇宙飛行士と大統領と国際スパイをあきらめた男より
ジャズもピアノやギターのテクニックはすごいですね。見せ場(聞かせ場)はアドリブ部分が殆どでしょうが、楽譜など全くない状態で、感覚だけでのクワるテッドの演奏は、余程息が有って居なければムリでしょうね。さすが黒人のプレイヤーはジャズのルーツのDNAを受け継いでいますね。