All The Things You Are / オール・ザ・シングス・ユー・アー

煙が目にしみる」と同じく、ジェローム・カーン(米1885~1945)の名曲。この曲を取り上げたプレイヤーは無数にいるが、今回はチャーリー・パーカーの演奏で。
学生のジャズ研などで、持ってる楽器に関わらず真っ先にやることが、チャーリー・パーカーの演奏を聞きまくり、演奏することである。
あまりジャズに詳しくない人でも、これを聞けばいかにも典型的なジャズだと思うだろう。日本人はジャズを実によく聴く国民で、たとえレコードを持っていなくても、CMやドラマ、飲食店などのBGMにジャズがかかっていても、ごく自然に受け入れる。ジャズらしいジャズ=モダンジャズは、チャーリー・パーカーがスタイルを作り上げた。Tpはマイルス・デイビスである。

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Confirmation/コンファメーション

ビ・バップの父、モダンジャズの神=まさかのチャーリー・パーカーの作品がパブリック・ドメイン!?1955年に、わずか34歳で亡くなった彼の作品は、確かに死後50年を過ぎている。そのことに気がついて一瞬喜んだが、やはり長生きして名演奏をたくさん残して欲しかった。複雑な気持ちである。(※著作権の計算は複雑なので、勘違いしてたら失礼)

今回紹介するのは「コンファーメーション」。もちろんあの曲やあの曲もあるのだが、勿体つけて小出しにしていこう。

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マック・ザ・ナイフ

ジャズ・プレイヤーにあまりにも多くとりあげられているので、ポピュラー曲のように思うが、作曲家はクラシック畑の、クルト・ヴァイル(独1900-1950)。
ということで、きら星のように動画が存在するので、ひとつ選ぶのは難しいが、今回はソニー・ロリンズで。「サクソフォン・コロッサス」のモリタート(マック・ザ・ナイフ)は超有名だが、私自身子ども時代に発表されたもの。その後何度も日本、しかも北海道までコンサートを開いてくれた人なので、電気楽器をバックにして、メタル製のマウスピースで吹くようになってからの、新しい演奏のほうが親しみやすい。これは’81年、日本での「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」コンサートの様子。

ちなみにソニー・ロリンズは、本当に”即興で”ソロをとるプレイヤー。ジャズメンなら当たり前だと思うかもしれないが、いわゆるアド・リブ部分は、即興でなく、練習時に作りためておいたフレーズを出しても一向に構わない。聞く方も作り置きかどうか、区別がつかないのだから。
ソニー・ロリンズは、本当に即興で、しかもコードやモードを再構成して作ったというより、ちゃんとメロディとしても聞こえるフレーズを紡ぎ出す。コンサートでは興に乗って予定以上のソロを続けたり、ところどころにしゃにむなフレーズを入れて、メンバーを戸惑わせたりする。そのへんも魅力だ。

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